課題設定力が決め手
みなさん、おはようございます。
ウェルビーイング・コンサルタントのフジガッキーです!
昨日は、あるオンラインウェビナーに参加しました。
「職業会計人」、つまり税理士・会計士さんを対象としたセミナーでしたが【今後の資金繰り支援のあり方】に反応してしまい、申込みしたのでした。
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◆「育む金融」(伴走支援型融資)
最初に、3月に国が打ち出した「中小企業活性化パッケージ」の概要説明がありました。ポイントは2つ。
資金繰り支援
伴走支援
まず、資金繰り支援では、「職業会計人が金融機関と連携を強化し・・・」といった点を強調されていたなかで、講師の方が話されていたのが、
「育む金融」
という言葉でした。一瞬なに言ってるんだろう?
と意味が分かりませんでした。
でもその説明として話されたのが、「事業性評価」
ここでカギとなるのが、
正しい財務情報(書面添付)
質の高い非財務情報(ローカルベンチマーク)
↓
「情報の非対称性」を解消
↓
スムーズな金融支援
こんな流れを作りたいとの趣旨でした。
この中で、ドイツでは9割以上の財務書類に職業会計人の証明した書面が添付されているのに対し、日本ではいまだ10%程度という話しや、こうした「書面添付」が日本でも進めば、金融機関が持つ情報の非対称性(この会社の決算書は本当に正しいのか?)といった問題が解決し、『育む金融』に近づくとのお話し。
ひぇー、ここでいう「情報の非対称性」って、そういうことなんだ!と改めて認識しました。
◆課題解決型から課題設定型へ
2つめのポイントとしてあげられていたのが、「伴走支援」でした。
これについては、先月所属するよろず支援拠点のCO勉強会でも中小機構の方から説明を受けていました。
「対話と傾聴」
以前のnoteでもこの点の重要性については書きましたので、またお読みください。
目指すのは、支援機関が「対話と傾聴」で伴走支援し、事業者が腹落ちし、自己変革、自走できるようにすること。
そのためには、「経営デザインシート」などを活用し、未来の「ありたい姿」を描くことから始め、バックキャスティングで考えるようにすること。
課題解決型: 資源 → ビジネスモデル → 価値 ✕
課題設定型: 資源 ← ビジネスモデル ← 価値 ◯
つまり、現状の経営課題から発想する「課題解決型」ではなく、未来のありたい姿(価値)からバックキャストして発想する「課題設定型」が重要だ。
こちらはとても腑に落ちました。
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いかがでしたでしょうか。
今年の中小企業白書にこんな図が掲載されていました。
ご参考まで。
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