コンサルティングとフィー
みなさん、おはようございます。
経営のパーソナル・トレーナー、フジガッキーです!
きょうは「敬老の日」で、お彼岸の入りでもあります。
台風も去り、絶好のお墓参り日ですね!
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さて、昨日は所属する中小企業診断士協会の企業内診断士研究会の月一回開催している定例会がオンラインでありました。
今回は、特別企画として隣県の診断士の方々にも参加していただき、いろいろな意見交換を行ないました。
テーマは「実務従事」
◆ 資格更新要件
中小企業診断士は経産大臣登録の国家資格なのですが、5年ごとに資格更新する必要があります。
その資格更新要件の一つに、「実務従事要件」があります。これは、診断助言業務に30日以上(1ポイント/日)従事する必要があるというものです。
詳細は省きますが、端的には「5年間に30ポイント必要」ということになります。
独立し、顧問先をもってお仕事されている診断士の方にとっては、さほど苦労はしない要件なのですが、企業内診断士の方にとってはとても悩ましい問題でもあります。
◆ コンサルフィーは有料?無料?
まず、企業内診断士は当たり前ですが、本業が別にあります。
コンサルティングが本業という方もいますが、ここでは仮定としてメーカーとか、サービス業などにお勤めの方だとします。
本業のかたわら、診断士業務を平日の業務終了後とか、土日などを利用し行なうイメージです。
実務従事に応じていただける企業を探すのも一苦労なのですが、もうひとつ大きな問題が、「コンサルフィー」です。
企業内診断士の方々は、本業が別にあると先ほど書きました。その本業の就業規則で、兼業・複業(副業)の禁止のしばりがあるケースもまだまだ多いと思います。
なので、こうした本業の業務外で行なう実務従事については、コンサルフィーなしで行なう場合が多い。あくまでも報酬が目的ではなく、ポイント獲得とか自身の診断実務経験とかが目的であると、昨日はそういう話しでした。
コンサルフィーなし
一見、コンサルする側も、される企業側も良さそうに見えます。でも本当にそうでしょうか?
独立したプロコンサルタントの方々は、顧問先ときちんと契約をして、コンサルフィーも決めて、コンサルティングに入ります。
なのに、企業内診断士が行なう実務従事はコンサルフィーなしで行なう。
それって、相手先企業にとってどうなのでしょうか?有料でコンサルティングを受ける、身銭を切るからこそ、真剣に相談したり、一緒に改善策を策定し、実施しようと思うのではないでしょうか。
わたし個人的には、
「企業内診断士であっても相手先企業からみればプロ。プロが行なうサービスは当然それなりの品質を提供しているわけで、無料はあり得ない。」
こんなことを問題提起させていただきました。
非常に悩ましいし、むずかしい問題でもあり、結論は出ませんでした。
でも場の雰囲気から、参加した診断士自身が行なう実務従事を、改めて考えてもらうきっかけになったようでした。
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秋 天高く、ヒガンバナが似合いますね!
お墓参りに出かけ、ご先祖さまに手を合せてきます。