出る杭は「伸ばせ!」
みなさん、こんにちは。フジガッキーです!
きょうも昨日につづき、『13歳からのアート思考』からになります。
昨日は、千利休の「一輪の朝顔」の逸話を通じて、「空白」が想像を生む、という話しをしました。
今日、みなさんにお伝えしたいことは、
出る杭は叩くのではなく、「伸ばせ!」です。
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その前にまず、この本のなかでは、「正解を見つける力」から「答えをつくる力」がいまこそ求められてきており、その力を養うには美術がうってつけ!だとして、「太陽」と「雲」を対比させて説明しています。
数学には「太陽」のように明確で唯一の答えが存在しています。
ひょっとすると『1+1=5』なのかも・・・などと疑う余地はどこにもありません。数学はこうした「正解(=太陽)」を見つける能力を養います。
一方で、美術が扱うのは「雲」です。太陽はいつもそこにありますが、空に浮かぶ雲はつねに形を変え、一定の場所に留まることもありません。アーティストが探究の末に導き出す「自分なりの答え」は、そもそも形が定まっておらず、見る人や時が異なれば、いかようにも変化します。
「美術」の本来の目的は、「自分なりの答え(=雲)」をつくる能力を育むことなのです。
実にわかりやすいです。実際の本にはもっとわかりやすくイラストが掲載されています。
そして「VUCA」や「人生100年時代」といった時代背景を踏まえて、
そんな時代を生きることになる私たちは、「太陽」を見つける能力だけでは、もう生きていけません。むしろ、人生のさまざまな局面で「自分なりの雲」をつくる能力が問われてくるはずです。
確かにそのとおり!と感じました。
これまでは、周りの人とうまく同調しながら、いかに効率的に生産性を高められるかに焦点が当たってきました。そこでは、あまり個性的なものは却って非効率となり求められず、ある意味で「(均質になるように)出る杭は叩かれる」のが一般的とも言えました。
ところが、今後はそうした考えでは最早通用せず、生き残れないのではないかと思います。そこで求められるのは「出る杭は伸ばせ!」ではないかと感じています。
各自が「自分なりの雲」をつくり、伸ばす。それをうまくハーモナイズさせながらも、尖りを付け研ぎ澄ますことで、見通しの利きづらい複雑な世界にも風穴を開けられるのだ!と思います。
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少々最後は持論も込めて、熱くなってしまいました。今日はここまでといたします。ではまた。
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