20代1000万円

FIREしたい。
いつからだろうか、そんな夢を思い描くようになったのは。

滑り止めの企業にギリギリで受かった僕は、転職を決意して入社した。

だが、社会不適合の僕にとって会社員生活は難易度が高すぎる。
集団が向いていない。

その瞬間、転職したとて一生このままなのかもしれないと悟る。
ちょうどその頃、FIREを知った。

これで会社員とおさらば出来る。
そう思って粛々と投資を始めた。

20代1000万円の夢

FIREを達成するにはより多くの資産が必要になる。20代の平均貯金額は151万円らしい（令和5年家計の金融行動に関する世論調査より）が、それでは到底FIREはできない。

もっと高い目標が必要だ。

資産1000万円。
それも20代で。

そう決意したものの僕は地方在住の薄給リーマン。
投資に回せる資金が少ない。

早くFIREしたいのにという歯痒い思いが募るばかりだった。

時代の流れが到来

20代で1000万円は遠い目標だと思っていた矢先のこと、世は賃金上昇ムーブメント。
さらに株高。

流れがやってきた。
ここ1年で一気に資産が増えた。

そして2025年2月25日。
会社員を始めてから4年と10ヶ月。
総資産750万円に到達した。

今年の目標に設定していた750万円にたった2ヶ月で到達してしまった。

確か年末頃は600万円ちょっとしかなかったはずだ。
一時的かつ共同口座分のブーストもあるにせよ、2ヶ月で150万円増加した。

27歳で750万円。
20代で1000万円が本当に見えてきた。

転落

喜んでいたのも束の間、28日に日経平均株価が1000円以上の下落を見せる。
後から見れば、これが暴落の始まりになるかもしれない。

遠い4桁万円の壁。

しかし、そんなことで一喜一憂していられない。
僕の夢はFIREだ。

FIREして初めて喜べる。
それ以外は全て通過点でしかない。

まずは1000万円という第一中継地点。
そのために日々邁進する。

会社員から逃れるために今日も粛々と投資を行うのである。

では、また。