生活防衛資金は必要なのか?
投資を始めると必ず言われるのが、
「余剰資金でやれ。」
「生活防衛資金を貯めてからにしろ。」
である。
前者の言い分はわかる。
持ち金を全て投資に注ぎ込んだ結果、日々の生活がままならないのであれば、本末転倒である。
生活資金とは別の余剰資金でやる、これは鉄則だと思う。
一方、後者はどうだろうか。
生活防衛資金は本当に必要なのだろうか。
一般的に何かへの備えとして、3ヶ月分から多い人だと1年分を現金として蓄えることが多いようだ。
僕自身も例に倣って、生活費込みで100万円は現金で残している。
しかし、生活防衛資金を使う程の、その何かが起こる確率はそれほど大きくはない。
しかも、会社員であれば、病気や怪我の場合でも補償が出る。急に食に困ることはないはずだ。
確かに、家族がいれば、給料が減ると暮らしに直結するのかもしれない。
方や僕はどうか。
結婚はしているが、養わなきゃならない状況には置かれていないわけで、いざ事故や病気に見舞われたとしてもなんとかやっていける身分にはある。
そんな状況の中で、僕にとっては多額のお金を運用せずに寝かしておくのはもったいないと思っている。
もちろん、今が相場的に上向いているから言えることかもしれない。
これでリーマン級の暴落が来たら、コロッと気分が変わっていそうだ。
でも、やはり資金を取っておくのは機会損失になる。ポジポジ病になってしまうと買うまでポジポジしてしまう。
こうなったらもう買うしかないのである。
僕の物欲が少ないのは、こうやって株を買っているからに違いない。
今ある資金を10〜20万円取り崩したとしても、問題ないはずだ。むしろ積立額が増え、配当が増え、嬉しいことばかり。
しかも、万が一やっぱり生活防衛資金があった方がいいとなれば、10〜20万なんてポジポジ病を発症しなければ、ものの数ヶ月で貯まる。
これならいける。
なんだ、結局全額使うんじゃないのかと思ったであろう。
これが功を奏したら、最低限の生活費+α以外は投資に回すかもしれない。
それはまた今度の話。
そういえば、
9月は株価下落のアノマリーがあるらしい。
生活防衛資金を切り崩して積み立ててみることにしよう。
では、また。
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