ひとり親への支援は対象外らしい
離婚協議を始めましたが、金銭面での相手からの条件提示が「ちょっと一筋縄ではいかないな」という感じだったので、まずは行政相談に行ってきました。
実は別居直後くらいにも相談に行ったことがあって、偶然ですが相談員さんは同じ方。その時の記録もちゃんと残っていました。
相談員さんが「あぁ、あの時の…!」という感じで覚えていてくださったのが嬉しく、心強く感じました。
自治体によって対応が異なるのかもしれませんが、行政相談は無料なので、はじめの一歩として行動しやすいと思います。女性からの相談には基本的に女性スタッフが対応してくれるんじゃないかな。うちはそうだったけど、他はどうなんだろう。自分の状況を理解して寄り添ってくれる方がいるというだけでも心強いです。
3年前とは状況がだいぶ変わっていて、収入を含めて今の状況を伝えたのですが、そこで一番の収穫というか衝撃だったのが「ひとり親への支援は、この年収だとすべて対象外ですね」という話。
具体的な年収は伏せますが、統計データで出ている正社員の平均年収より少ないです。それでも、児童扶養手当の支給対象にはならないし、「児童扶養手当の支給対象外イコールひとり親に対する支援が受けられない」そうです。(私が住んでいる自治体の話なので、他のところは違うのかも。)
もともと、公的な援助がなくてもやっていけるくらいに稼ぎたいと思って収入を上げることに注力してきたし、まだまだ上げていきたいと思っているから今の働き方を選んでいるわけだけど、「すべて対象外ですね」というフレーズはそれなりにパンチがありました。
行政の支援を頼りにしていたわけではないけれど、なんというか、意外とドライなんだなというのが率直な感想です。「できる人は自分でなんとか頑張ってね」という空気を感じて、確かになんとかできるし、支援の対象外であることに対して疑問があるわけでは全くないのだけど、「ここまでくるの結構大変だったんだよ…?」という気持ちが出てきちゃいました。その辺りを認めてくれたり、褒めてくれたりする人、あんまりいないからかな。私も、別に周りに言ってないし。
そんな私の心の内を察してか、相談員さんは、ちゃんと自分で足元を固めてきたことを褒めてくれたけど。
とりあえず、行政からの支援がないということがわかったので、またひとつ今後の生活のことが考えやすくなりました。「わからない」をひとつずつ潰していくのが大事ですね。
ちなみに、夫から提示されている条件を伝えた時の相談員さんの反応が「はぁ!?ありえないですね…」という感じだったので、自分の感覚はおかしくなかったんだと安心しました。
弁護士さんに代理人になってもらうのが良さそうなので、これから弁護士相談をします。
行政からは個別の相談ができないとのことで、法テラスの番号を教えてもらいましたが(ちなみに法テラスの無料相談も、収入的に対象外)、電話をかけてみたら「一番早くても半月先になります。お急ぎでしたら、登録名簿に連絡先が書いてあるので、個別に予約を取ってみてください。」と言われました。
私は今、割と元気だしパワーもあるから自分で探せるけど、これ本当に困っていて憔悴しているような人が同じ対応されたら心折れるんじゃないか…と思ったりもしました。(別居直後の私だったら、たぶん家族に愚痴を垂れ流していたと思う。)
「困っている方が動かなければいけない」というのは、いじめもハラスメントも似たような構造だと思っているけれど、なんとかならないもんかと思います。
今日は弁護士相談の予約が取れるといいな。
引き続き、気を強く持って頑張ります。