40歳で無茶して結果オーライな話
40歳で新米先生になったばかりの夏、勤務していた中学校で「駅伝競走」の練習が始まった。選抜された生徒が、地区大会に出場するためだ。
勤務していたのは、全学年1クラスずつの小規模校で、陸上部がなかった。そのため、スポーツテストを基準に、運動部に所属している生徒から、選手が選抜される。
練習は放課後に、運動場で行われる。各運動部は、選抜された生徒がいないと練習にならない(足が速い=チームの主力選手でもある)。そのため、他の運動部の生徒たちも、「体力づくり部」として、運動場の外