暴力を伴う外交②「戦争に関する国際法」
国家の上に国家なし。国家の罪を取り締まる存在もない。 しかしそれでも国家はお互いに条約という名のルールを取り決めてきた。 これは事態の善悪を事前に決めておけば、 有事の対応方法を即座に決定できるのが理由のひとつである。決定が早ければ行動も早くなり、徒党を組んでの早期封じ込めも容易になる。 また長期的な正当性の確保も理由である。これは自己暗示のようなもので、正義と信じる行動に躊躇は無くなるため規模や速度で有利になるし、国民の同意が得やすくなるため総動員に伴うリスクとコストを抑え