除毛 除あたし

真夜中の4畳半。
下弦の月がこちらを見下ろしてる。

薄ピンクの柄がついたカミソリ、
月の光のもと
すねに沿わせる。

ゆっくりと
あたしが削られていく。
このまま髄まで、
あたしの芯まで剃り切ってしまったらいいのに。

夕飯にスライスした新じゃがみたいにね!

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