【詩】さようなら、ポセイドン

ポセイドンの奥の方から
野太い声がした

魂の声

心のむせび泣き

メランコリーの隙間に
目を当てて
こちらを見ている
見下ろして 見上げてる

この頃は栄えてきてる
心臓を覆う繊毛
密集してまるで絨毯
右から左へ波打ってる

強いということも
弱いということも
私にとっては無味の桃
しぶきも一切無関係

もぎ取った時
私たちの目が見つめあったこと
手が少しだけ震えていたこと
触れたこと
それも全部無関係

さようなら、ポセイドン

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