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できればいいんだけど。

テレビでイエナプラン?実践校の話を見た。
子どもたちがカリキュラムを組んで自主的に学習していくと言う話。

うん。素敵。

でもよそでコレやろうとするのはものすごく大変。
きっとこの実践校も相当の苦労をしてるはずだと思うけど。

まず学校だけでなくて外部の協力も得て、それこそ地域ぐるみで、教育委員会もひっくるめた体制が必要。
保護者の理解も必須。

というわけで、すぐに全国でこれが広がるとは思えないけど。

個に応じた指導が必要、というのはわかるし、比較的簡単に今すぐできることもあるかもしれない。

早く課題が解けた子はタブレットで自己学習を進める、コレはすぐできる。
実際、小学生がスキマ時間に中学の数学を開いて楽しそうに解いていた。
学年を超えた学習はソフトさえあれば良い。
別に先に進まなくても、自分が苦手なものを前に戻ってやってもいい。

実技教科において、道具の使い方など『知識として知らせたいこと』を動画として子どもたちのタブレットに配布し、予習してもらう。コレも教師側に意識があればすぐできる。
今は教材会社、教科書会社、元教員のYouTuberから良い資料がたくさん提供されている。
知識があれば、あとは活動場所の保証でなんとかなる。

子どもたちは学びたがっている、コレも実感としてなくはない。
教科書の共通課題がすぐに解けてしまう子に発展問題を用意しておけば、目を輝かせて取り組み、「できた!」と興奮して見せにくる。
ただ、その片方で、問題の文章が読めない子もいる。
値段、代金、料金、この言葉の違いがわからなくて問題がわからない…という子もいる。

個に応じるって難しい。

教室にいるだけですごく努力してるって子もいる。
他人が出す音が耐えられないという子もいる。
まあコレは学習以前の問題だけど。

何ができるのか。

諦めたくはない。

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