スモモのこども も モモのうち

ボランティアのリーダーさんの庭に 落ちていたスモモの実を頂き出来た作

スモモのこども も モモのうち、大きくなれずに 地に落ちて、やわらか草のお布団で 黄色くなっておりました。

そこへカラスが 舞い降りて、「なんだ、こりゃ?」と突っついて、「おいしくないや~」と バタバタ羽で 飛んでった。

しばらくすると、スズメさん、チュンチュンおしゃべり忙しく、スモモに気づかず飛び去った。

夕方近く 母さんが「かわいい実だこと!」と 拾い上げ、小さな籠にいれました。「イテ!」だれかが 小さく言いました。中には沢山のスモモがいたのです。

拾い集めた母さんは スモモのジャムを作ります。けれど、小さいスモモは渋いだけ、ジャムにされずにいたスモモ、籠に残され部屋の中、棚の上におかれます。

スモモの子供 も モモのうち。小さいけれど精一杯 甘くて酸っぱい香りを出しました。

学校帰りのこどもたち 部屋の匂いに 気が付いて「わ~、いいにおい!」スモモのこどもは うれしくて、みんなに 喜んでもらえるよう、沢山たくさん甘くて酸っぱい香りをだしました。

そして、茶色くしぼんで いきました。

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