埋められた　パズル

立春を迎える前のこと、一階の電話がなった

取った受話器の向こうから

「『あたたかいアールグレイの目覚め』を・・・」

聞いたとたん、kちゃんだ！

記憶は　一瞬「今」に引き寄せられた　

遠方で　それも何十年も前の時なのに！

娘の学生時代、一度だけ我が家に泊まったことがあるｋちゃん

その時の事を　しっかり覚えていてくれいた　

私達は　一本の電話で何十年間の記憶を辿り始めた

３日間およそ９時間の時間をかけて記憶を手繰り寄せ

娘の人生半世紀分の中の幾つかのパズルの穴ぼこ

母として　どうしても「？」が付いていた「穴ぼこ」

それが埋められたのだ

ｋちゃんありがとう！

長い間　娘を見守ってくれていたんだね

時々、スターバックスコーヒーチケットを送ってくれてたの

知っていましたよ！

「何処かで　出会いがありますように！」って　

送ってくれてたんだよね

ありがとう！

独身の娘のことを　気遣ってくれてたｋちゃん

でも、やっぱりコーヒーチケットは

私といくことになって・・・

おかげで　

娘といい時間を過ごせましたよ

お互い穴ぼこを埋めあって気持ちが落ち着きましたね

そして

ｋちゃんと私は　お互い「前からのお友達だった」ことに気づけましたね

そして、また私の誕生日に

「スターバックスのチケット」を送ってくれたｋちゃん、

ありがとう！

うれしかったです

これからも　よろしくね！