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hoho8888
「光る 君へ」が終わって!
今年 間違いなく一番視聴率の高かった大河ドラマ
「光る 君へ」が終わった!
最後に全てを打ち明けて
最後に幼い時からの想いが 受け入れられ
最後に道長との時間を過ごせたまひろは
道長を見送った後 旅に出る
そこへ娘かた子の想い人の武者が現れ
時代が変化することを予測させ
大河ドラマ「光る 君へ」は 終わった
大石 静さんが このドラマの依頼を受けて
はじめて詳しく学んだという二年間の資料は
きっと、膨大な歴史の中に埋もれていたわずかな点を
掘り出すようなことだったに違いない
膨大な資料の中の点と点を繋ぎ合わせて
如何に史実に沿ったものに仕上げるか?
それは 大石 静さんの想像力にかかっていた
この作家さんの想像力如何によって
史実さえも変わることになるかもしれないのだから・・
大石 静さん曰く
この作品の途中で「夫君が 亡くなられた」という
その時、彼女は「愛する夫君のものを 全部捨てた!」という
「どうして?」という聞き手に
「私には このドラマにかかわる全てがあったから・・!」
そして
「私にとって、代表作品は間違いなくこの【大河ドラマ】と思うから!」
そんな 大石 静さんに
私は「紫式部」を 重ねた
意外と「光る 君へ」が 終わったという淋しさがないのは
きっと、「終わり方」にあるのだろう
死にゆく道長に語ったように
「光る君の最後を 書かなかったのは・・」
の まひろのセリフにあったように
「いつまでも 心の中に生きていると思い続けたかったから!」
なのかも知れない。