見出し画像

HSPが街中の騒音について思う意外なこと

自然をより良く感じるためには、そうでない場所を知っておく必要がある。つまり、たまには街に出向かなければならない。


そして街中をうろついていると、色んな出会いがある。


赤や黄色等の原色をふんだんに使った、どぎつい色の広告、看板。


視線を逃すとアスファルトの照り返し。これまたどぎつい。


さらに視線を逃すと、行き交う雑踏に自動車の騒音。これまたどぎつい。


そこからさらに視線を逸らせば、ガラス張りのビルに自分の姿が写る。こいつがまたどぎつい顔をしている。


苦いコーヒーにでもあたったかのような顔。初めてビールを飲んだ時の苦悶の表情にも近い。


慣れない刺激にさらされると、人はこういったやるせない顔をすることがある。


日本人の5人に1人と言われているHSP(Highry Sensitive Person)のよくある反応である。

(HSPは病気ではない。単なる性格のことだ。HSPの性格を持っているからといって、勝ち誇ったり、悲観するようなものではない。)


それで何が言いたいかというと、僕の居場所がないような気がするということだ。


つまり僕は自然が好きというわけではなく、街に居場所がないので、物理的に弾き出されたような体になっているのだ。


後ろの方から、心臓に響いてくるような重低音が近づいてくる。
カーステレオを大音量にして窓が半開きになっている黒のプリウスαが現れた。


自分の好きな世界観を半ば強制的に周囲に知らしめる力技。音響テクノロジーの乱用である。


しかし僕はこの車のオーナーに好感を抱いた。なぜなら、その漏れている曲はAngel Beats!のOPテーマ「My Soul, Your Beats」だったからだ。


ーーーー
聞こえた〜気がした〜♪
感じた〜気が〜した〜んだ〜♪
震え出す〜今この〜胸で♪
ーーーー


出会いの形さえ違っていれば、きっと友達になれただろうに。


こういう一見身勝手な行動が、人間関係における交差点でもあるように思える。


かくいう僕も、彼と似たようなことをしている。


YouTubeやnote、Instagramで、僕の好きなことについて垂れ流している。


だけれど驚くことに、コメントを書いてくれる人がいたり、♡を押してくれたり、あるいはフォローしてくれる人までいる次第だ。


本当にありがたい。その人々とは、いつか何かのテーマについてじっくり語り明かしたいものである。


今回のオチ。
世の中に溢れているノイズや騒音は、意外にも誰かのためになっているよね、という話。


YouTube
散歩、日記で人生をよりよくする方法を発信しています→ふじの日記:YouTube

Instagram
6ヶ月でマッチョになる筋トレについて発信しています→ふじ:Instagram

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?