迷ったら「変化」のある方を選ぶ
僕は今まで、基本的に行動力がなく、とりあえず無難なメニューを選ぶという性格だった。
つまり、初めてのレストランに足を踏み入れ、ドリンクメニューに何の説明もなく名前だけが載っている「Galaxy」という謎のドリンクを頼むような性格ではなかったのだ(ちなみに、Galaxyは美味しかった)。
しかし、異国の地ルワンダに来てからは、自分の中の「軸」として意識していることがある。それが、
ということだ。
例えば、突然「ハーフ出ません?笑」と誘われた時は
という2択で迷う。
ここで、今までの僕であればAを選択することが多かったのだが、今では意識的にBを選択することにしている。よって、僕は人生初のマラソンを、ここルワンダで経験することになった。しかも1週間後(ただし、10kmのおこちゃま向け的なやつに出ることにした。ここで冷静さを失ってはいけない)。
このように、先に何が待っているかは分からないが、とりあえず面白そうな方を選ぶわけだ。
芸人さんは、よく「すべらない話のネタになるから」と、迷った時は何かが起きそうな方とかオイシイ方を選ぶと言う。ちょっとその感覚に近いのかもしれない。
もしくは、ある日を境に何に対しても「Yes」と答える習慣を付けたことで人生が大きく変化していく、ジム・キャリー主演の「Yes Man」というコメディ映画の発想に近いのかもしれない。
僕のこれまでの経験では、
この人にメッセージを送るべきか否か
目の前の外国人に挨拶するべきか否か
格安ゲストハウスに泊まるべきか否か
こういう時は、一旦止まって迷うものの、冷静に「べき」を選ぶようにしてきた。
その結果、
Instagramで繋がった人にメッセージを送ったら、会って話をする機会を作ってくれた
道端で外国人に話しかけたら、引っ越しパーティに招待してくれるくらい仲良くなり、そこでさらに外国人友達ができた
格安ゲストハウスに泊まったら、ルームメイトになった人が観光地でレストランを経営していて、「タダでうちに泊めてあげるから遊びにおいでよ」と言ってくれた
いやぁ、自分で書いていても惚れ惚れするような「変化」が現れている。「変化」の正体は、もしかしたら「出会い」なのかもしれない。僕は、きっと人と会うのが好きなのだ。
余談だが、先述の「一旦止まって迷うものの…」という部分、これに関しては、日本で中学校教諭として勤務していた時にも、生徒にこんな話をしていた。
学校の先生っぽい!!
偉そうに言うつもりは全くないが、僕は生徒に話してきたことを習慣として自分で実践しようとしている。この話も尊敬する先輩教諭からの受け売りで、僕自身が納得しているからこそ素直に生徒に伝えられるし、自分でも実践できるのだ。
少し話が逸れたが、とにかく迷ったら「変化」のある方を選ぶ。願わくばその習慣を「無意識レベル」までもっていきたいと思っている。そこまでいくと、習慣というか、もはや性格矯正だ。
思い返せば、そもそもJICA海外協力隊に挑戦したのも「変化」を求めてのことだった(僕がJICA海外協力隊に挑戦した経緯は【自己紹介】で詳しく説明)。
ルワンダに滞在できる時間は、残り1年3ヶ月ほど。
長いようで短いこの時間を、大切なものに、濃いものにするためにも、この習慣は座右の銘にしていきたい。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?