句画集「焦眉の風」制作⑤
2022-05-02
午後1時半すぎ、曇天。本日の土浦市右籾の気温7~18度。暖かい昼なので、散髪をする。妻の、素人散髪であるから思い通りにはいかないが、頭が軽くなり、清々する。
昨日、句画集用の木版画が一枚完成した。これを「土浦・川口」とした。
今度の版画も、とても暗い。描いているときは気がつかなかったが、信号機のある電柱が傾いている。それに遠景にあるマンションの建物も妙に歪んでいる感じである。そして、道路の擁壁も崩れかかるように傾いている。どれもこれも不安を喚起する構図になっていて、私の描く版画としては相応しい気がする。画中に「気がつくと たいへんな世界にひとりきり」の句を入れてみた。押入れ頭男と対峙する格好になっていて、これも、わだかまるように、すっきりしておらず好ましい。