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妻のこと/愛は破壊の先にある再生

僕が妻と出会った日 ー 運命の東京の桜から始まった物語

運命を繋いだ東京の桜の下で

2015年3月2日、僕たちの物語は始まりました。彼女の29歳になる誕生日のわずか4日前、東京で偶然出会った僕たちは、二人で桜を見つけ、記念撮影をした。しかし、その時の彼女は、まだ僕に対して特別な感情を抱いていなかった。僕は東京のビジネススクールで彼女と出会い、彼女の気まぐれな態度にすら魅了されていた。札幌に住んでいた彼女と大阪にいた僕。この距離が、逆に僕たちの関係を特別なものにしていく。

診断済みの今でこそ言えるが、当時の僕は空気が読めないADHD。彼女に恋心を抱き、まるで彼女も同じ気持ちであるかのように勝手に勘違いしていました。彼女にとって、僕はただの「6歳年上の優しいお兄さん」だったんです。でも、それでも僕はもっと彼女と近づきたかった。

6歳年上の優しいお兄さん

僕たちの「約束の場所」 ー 人生の転機と未来への誓い

交際がスタートして1ヶ月半、北海道の実家に帰っていた彼女は、そのまま大阪へ会いに来てくれました。関西国際空港で迎えたその日、僕たちはりんくうタウンの遊歩道に腰をかけ、空港を眺めながら「もしどちらかが先に逝ったら、ここで待ち合わせしようね」と笑いながら語り合いました。それは、僕たちの未来への誓いでもありました。

飛行機に乗せた未来への誓い

その約束から4年。僕が39歳の時、精神科で発達障害が判明しました。そして、うつ病に苦しむ中で引きこもりになり、妻には大きな心労をかけ続けました。精神的な波に飲まれながらも、アルコールに逃げ、自分の無力感から何度も妻に離婚を求めました。僕たちの関係は一時、崩壊寸前でした。

崩壊寸前の頃の妻(第二子妊娠中)

破壊と再生の日 ー 自分を受け入れ、妻を愛する決意

2024年2月19日。それは僕たち夫婦にとって「破壊と再生」の日です。僕はその日、人生を終わらせる選択をしました。しかし、未遂に終わり、そこから全てが変わりました。僕の中に居座り続けていた自己否定が消え、自分を受け入れることができるようになったのです。

どんなにできない自分でも、ありのままの自分を恥じることなく、SNSで発信できるまでに僕は変わりました。そして、僕の人生のゴールが明確になりました。「僕の趣味は"妻"」。この揺るぎない事実を見つけたとき、僕は自分が本当に進むべき道を知りました。その頃、デートで撮影した一枚には、彼女の今までに見たことのない笑顔が写っていました。

妻の最高な笑顔…の足元(許可出ず💦)

まとめ:愛は破壊の先にある再生

今日までの僕たちの人生は、山あり谷ありでした。それでも、僕たちはお互いに支え合い、再生してきました。特に、発達障害やうつ病という困難を抱えながら、夫婦で歩む道のりは決して簡単ではありません。それでも、僕たちはその中で愛を見つけ、さらに深めることができました。

あなたも、パートナーシップにおいて何かしらの困難に直面することがあるかもしれません。しかし、困難を乗り越えた先には、必ず新しい未来が待っています。自分自身を受け入れ、相手を信じることで、真の愛を育むことができるのです。

もしかして今あなたは、結婚やパートナーシップに対して不安を抱いているかもしれませんが、相手と共に歩む道は、一人では経験できない豊かなものになるでしょう。だからこそ、自分自身を大切にし、愛する人との絆を深めてほしいと思います。

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