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自分が考えていたことが本に書かれていると嬉しい!

今、オースティン・クレオンの『クリエイティブと日課』を読みながら新幹線に揺られているのですが、
まだ読み終わっていないけれど既に人生のバイブルにしたいくらい良いことがたくさん書いてあって興奮しております。


クレオンの違う本の読書レポはこちら▼


それから、それに影響を受けた話はこっち▼


今読んでいる本の何にそんなに感動したのかというと、
自分がまさにここ数ヶ月悩んで、色々考えた末に実践していることを全部肯定してくれるようなことが書いてあったからです(笑)



その言葉とは、


「名詞」は忘れて、「動詞」で生きよう!


そして、

自分自身とつながるために、つながりを断て!


の2つです。


まず1つ目の、「動詞」で生きるとはどういうことか。

「名詞」というのは、ここでは肩書きのことです。

多くの人が、「アーティスト」「クリエイター」「シンガーソングライター」「芸術家」「音楽家」「イラストレーター」等々、
自分を一言で表す肩書きを欲しがります。


そんな名詞なぞ燃やしてしまえ、みたいなことが書いてあって、ひとり新幹線の中でニマニマw


私は、自分にとってそういう類の名詞が一切ピンと来なくて、特にSNSのプロフィールを設定する時になんて書いたら良いのかわからず、なにか名付けたほうが良いのかなあ…と悩んでいたんです。

「フルーティスト」なんておこがましいし、「アーティスト」とか「クリエイター」なわけじゃないし…お絵描きは好きだけど「イラストレーター」なんてもっと遠い。笑


でもそもそもこれって、誰かが私をそんな風に呼ぶのは勝手だし嬉しいけど、自分で名乗る必要なくないか??と思ったんです。


しかも私の場合、例えば「フルーティスト」だと名乗ったとして、
それを重視しすぎてしまうと、多分こうやって文章を書いたり、お絵描きをしたり、ピアノを弾いたり、ワンコの動画を編集したり…っていう色んなことがそもそも出来なかったと思うんですよね。
名詞に縛られて、活動の幅が狭まってしまうというか。私はシンプルにもっと色んなことが自由にやりたい。


また、例えば「クリエイター」だと名乗っている人がいたとして、「クリエイター」である自分をアピールすることに夢中になって、
オシャレなメガネをかけ、MacBookを使い、どこかのスタジオで撮った自撮りをInstagramにあげる…っていうことばかりしていると、果たしてその人は何かをクリエイトしているだろうか?という皮肉めいたことも書かれていました。
(この本の魅力はこういう皮肉がたくさん出てくるところです😂)

名詞のことはひとまず忘れ、なりたいもの・やりたいことのためにすべきこと「動詞」で、それに目を向けて生きようと書いてあって、激しく頷きました。



2つ目の、「自分自身とつながるために、つながりを断て」というのは、創造性についての話です。

沢山の人と繋がっていなければ、そもそも作品をシェアすることができず、だれにも見てもらえません。
また、他の人の作品に刺激を受けることも難しくなります。


ただ、じっくりと考えたり、創作に集中して打ち込むためだけの時間または空間というのはなくてはならないものです。
お風呂場でメロディが降ってくる作曲家さんが多いのは、まさにこれだと思います。

「見つけてもらう価値のある作品を作るためには、ちょっとしたかくれんぼをすることがどうしても必要なんだ。」

オースティン・クレオン『クリエイティブと日課』


かくれんぼ、ってなんてオシャレな言い回しなのかしら!めちゃくちゃ素敵ではないでしょうか。
オモテだった活動が見えてなくても、作品を見つけたことをかくれんぼだと思ってくれるファンの方がいたら、それもとても尊いなと思いました。


更にはアメリカの漫画家リンダ・バリーの名言も引用されていて、
携帯電話は便利だけど「孤独」「不確実性」「退屈」を奪う、そしてクリエイティブなアイディアは常にこの3つから生まれる、
ということが書かれていました。


私がXを煩わしいなと思ってしまった理由、、、これよこれ!!!ってなりました(笑)
開けば必ずお友達のつぶやきがあって、誰かと繋がっている感覚にはなれる。そして色んなものが次から次へと流れてきて、確かに退屈はしない。


でも、きっとそこで繋がり続けることで満足しちゃうというか、
一つ目の話にもつながるんですけど、Xで私が「ふえおばけ」であることをアピールするだけの空間になってしまうというか。。
(noteやThreadsで知り合った皆様には、おばけのアピールって何、って感じだと思いますが😂😂)


配信者であることをアピールして、
尚且つそこで笛を吹いた気になって、
仕事のつぶやきをして仕事をした気になったり忙しいような錯覚をしたりして(笑)


でもふと、あれ、私みじんも「ふえおばけ」に近づいていないじゃんか、と我に返ったんです。

笛で何でもできるようになりたくて自分のアイコンを「おばけ」にしました。ホラーは苦手だけれども🥹
目的と手段っていつもごちゃごちゃになっちゃうので気をつけないといけないなと改めて思いました。



まだ読了にはもう少しかかるのですが、他にもこの数ヶ月考えていたことがたくさん書いてあって嬉しくなりました。

読み終わったら改めて読書レポを書こうと思います🙌
これだから読書はたまらないです☺️

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