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#メメントモリ
「ちゃんと病院に行きなよ」と言われるけれど。
僕は虚弱だ。10日のうち7日はおなかが痛いし、すぐに熱を出すし、慢性的な疲れもある。
かと言って、健康診断をしても「痩せすぎだ」という以外に何かの結果が出たことはないし、大きな病気を持っている、ということもなく、単純に「心身ともに弱い」ということらしい。
「体調不良で仕事を休みます」と言うと、「ちゃんと病院に行きなよ」とよく言われるのだけど、僕のような万年不定愁訴な人間には、なかなか具合が悪い
弱さを認めて受け入れることと、あきらめることは似ているけどちがう。
僕は体も心も弱い。これはたぶん生まれつきで、簡単に変えられるものじゃない。ほかの人にとっては大したことないことも、僕には一苦労だ。
これを認めてから、僕はたしかに生きやすくなった。「ふつうはこうだ」という言葉に惑わされず、僕自身にとってどうかを見極めて、つらければ仕事を休んだり、休日の予定を入れすぎないようにしたり、自分なりに調節できるようになった。
まだまだ十分とは言えないけど、20代前半の
メメントモリ〜死を想うこと。
僕は体がよわい。
幼いころはとくにひどくて、幼稚園は3分の1くらいを病欠していたらしい。
小学校以降はそこまででもなかったので、卒業や進級をあやぶまれることはなかったが、それでも皆勤賞とは程遠く、毎年2,3回は風邪などで数日寝込む。
とくに熱を出すのがひどい。
小学生くらいまでは高熱からくる熱性けいれんでよく気を失って病院に運ばれていたそうだ。
これまでもっとも高かった熱は42℃で(そこまでしか
僕が50歳で死ぬとしたら。
近ごろよく、自分が50歳で死ぬことを考える。
希死念慮でも悲観でもなくて、僕の体の弱さとこれまでの人生の密度の濃さを考えると、それくらいが妥当だと思うのだ。
そしてそう考えたところで、それが不幸だとも悲しいとも思わない。これから「おそらく50歳で死ぬ。」と考えて生きたら、むしろいい選択ができるかもしれないとさえ思う。
長く生きればいいってもんじゃないよね。まだ少しやり残したことはある気がするけ