NIPPONまちの履歴書⑦【盆栽村】【クールジャパンの聖地】
このnoteでは、『月刊不動産流通』の過去の記事を紹介しています。
★「NIPPONまちの履歴書」
今回は、「NIPPONまちの履歴書」。
編集者のお仕事をされる傍ら、各地の風景をスケッチされている村上 健さんの連載です。(制作協力:(株)エディターシップ)
『月刊不動産流通2019年7月号』より、
クールジャパンの聖地 埼玉県/さいたま市・大宮盆栽村
を掲載します。
★クールジャパンの聖地
埼玉県/さいたま市・大宮盆栽村
仕事に明け暮れて迎えた定年。さて、盆栽でも楽しむか……。そんな老人趣味の代表格が、今や国内外で結構な人気なのをご存知ですか。
シニア層だけでなく、ガーデニング好きの女性や若い世代にジワジワ広がり、アメリカやドイツなどで開かれる「世界盆栽大会」も大盛況。マンガやアニメ、和食と並び、今やクールジャパンの一角を占めているのです。
そんな盆栽の聖地が、さいたま市中心部にあります。その名も「大宮盆栽村」。江戸時代以来、文京区の団子坂周辺に多かった植木職人たちが関東大震災で被災。栽培の適地を求めて移住したのが誕生のきっかけです。
2010年にはさいたま市大宮盆栽美術館が近くに開館。樹齢数百年の名品の数々を目当てに、海外からも大勢の愛好家が訪れます。
ところでこの盆栽村、当初移住の条件がありました。「盆栽は十鉢以上」「家は平屋に限る」「垣根は生垣に」「門戸は開放する」など。そのおかげで一帯は閑静で緑の濃いまちなみを現在も保っています。慶賀。
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