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続・かけ算順序問題について
否定派…文章題から立式された数式から意味を読み取ることは数学的にできない
肯定派…数式から意味を読み取ることは数学的に正しくないが教育的に正しいとも言える
つまりかけ順論争の争点は、
「小学校で正しい数学を身につける必要があるのか」です。
肯定派は正しい数学は後で身に着くので、小学校では身の回りのことが計算できる程度の学力が身に着けば良いと考えています。
否定派はあえて正しくないことを教える意味が
かけ算の順序問題、超算数警察の方へ
かけ算の順序指導について不満があるのならば、変えるべきはルールブック(文科省)であり、文句を言う相手は、かけ順容認派でも、教師でもありません。
現行のルールブックは「ときに数学的な正しさよりも教えやすいやり方を優先することがある」ことを許容しています。
「ここで述べた被乗数と乗数の順序は、『一つ分の大きさの幾つ分かに当たる大きさを求める』という日常生活などの問題の場面を式で表現する場合に大切に
算数におけるかけ算の順序について(単位のサンドイッチの正しさとは)
(注:これは学校教育におけるかけ算の順序の固定について肯定する意図はありませんが、その成り立ちと意味について理解を深めるためのものです)
小学校2年生の問題です。
【問】4人の子供に8枚ずつシールを配るには何枚のシールが必要か。
【解】
☓4×8=32枚
○8×4=32枚
多分、大多数の人は「なんだこれは、子供がかわいそう!」って思うんじゃないでしょうか?(私はそう思ってなかったんですが、