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「夏休み」で思い出すこと

チームの朝会では週に一度、「チェックイン」をしている。
これは、派遣スタッフの心理的安全性を高めるために
私が提案したもので、
ミーティングを始める前に
あるお題にそって全員が数分ずつ話すものだ。

先日のお題は「夏休みの思い出といえば何?」だった。
自分を含め、多くの方々が
小学生のころに祖父母の家(地方)で
過ごした思い出を語っていた。
中学生になると、部活があったり
友だちとの関係性が濃くなり、
家族で出かけることは少なくなるのだろう。

子どものころ、夏休みは母の実家に行った。
農家の平屋の大きな家、牛、たくさんのお盆の提燈、
採れたてのとうもろこしや枝豆、スイカを
大勢のいとこたちと食べ、
トランプをしたり、探検したり、お墓参りをしたり。

ひるがえって考える。
自分は小6の子どもに
記憶に残る体験をさせてあげられているだろうか。
コロナ前は、奥多摩、箱根、大井川鉄道(静岡)、
北海道などに旅行したが、
小2~小3はどこにも出かけられず、
小4は秋川、小5は遠野、小6の今年は弘前・青森へ。

子どものいとこはたった2人で、しかも歳が離れている。
一人は結婚して子どもがいるし、
もう一人はもうすぐ結婚という年齢だ。
彼らも東京に住んでいるので、
タイミングが合わなければ実家で顔を合わせられないし、
子ども同士の遊び方はできないだろう。

子どもが大人になったとき、
「夏休みの思い出といえば?」と聞かれたら
何と答えるのだろう。
この夏、平日は毎日、お弁当を持って放課後等デイサービスだった。
そこでもミニイベントはあったが、
思い出に残るほどのものではないだろう。

キャンプなど、日常と違う自然体験をさせてあげたい。
そう思いつつ、この夏も実現できなかった。
ただ、6年目にして初めて、自分が大好きなことについての
自由研究に取り組めたことが救いだ。
大好きなバスのお気に入りの営業所に訪問させていただき、
所長さんにたくさんインタビューしたことは
いつまでたっても忘れないに違いない。

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