あなたが参加している「チーム」は何の目的を達成するために編成されましたか?[チーム編 #4]
チーム型組織にはいくつか優れた点がある。(中略)
適応力には富む。新しい試み、アイデア、仕事の方法を受け入れやすい。職能間の縄張り争いや島国根性はない。したがって専門家たる者は、必ず何回かはチームに入って仕事をする必要がある。
『マネジメント〔エッセンシャル版〕』Part2 マネジメントの方法
第7章 マネジメントの組織 p208より
チーム、と聞いて何を思い浮かべますか?
少年野球のチーム、学校のクラスメート、部活、テニスのダブルス、ママさんバレーのチーム、リアルやオンライン開催のサークルの仲間、コンサルティングチーム、職場の部・課・係混在のプロジェクトチーム、家族……。
大きさも立場も人数も様々ですが、すべてチームです。
「何のために集まっているのか」が明確で、目的のために集められた選抜チーム、って感じがします(*'ω'*)
大きな組織の中で、プロジェクトのために担当職務を越えたチーム、とか格好いい!! と思ってしまいます。
みなさんの立場で、組織に所属しているなら部・課・係を越えたチームに参加することはできるのでしょうか?
フリーで活動されている方は、委託契約を結んだ相手方とは一つのチームと考えてもよいのでは、と思います。
実際はどんな関係性なのでしょう。
普段の関係性と、チームにおいての関係性、何か違いはありますか?
良いところはどんなところでしょう?
うまくいかないところはどんなところでしょう?
どんな形であれ、良いところもうまくいかないところも含めて特徴があると思います。
これまで参加してきたチーム編成にはどのような特徴がありましたか?
球技が苦手なわたしは、単純にチームプレーが苦手です(-_-;)
仕事を進めるうえでも、相談したり頼ったりすることができませんでした。
今となっては、かなり迷惑をかけたんだろうなぁ、と回想することもあります。
周囲に誰かいる、誰かがいるということは話しかけなければならない、何を話しかければいいんだろう、目の前の作業に集中させてもらえないかな……と悶々としていましたΣ( ̄ロ ̄lll)
そんなわたしには「必ず何回かはチームに入って仕事をする必要がある。」というドラッカー先生の言葉が、ぐさっと刺さります……(´;ω;`)
チーム内での素敵なふるまい方を教えてください……。
チームって形も大きさも様々です。
でもどんな形式でどんな人数が集まったとしても、大切なことは「人を人として扱う」ことだと思っています。
『管理しない会社がうまくいくワケ-自分の小さな「箱」から脱出する方法 ビジネス篇-』
(アービンジャー・インスティチュート 著 中西 真雄美 訳 大和書房)
「箱」のビジネス版です。
と言いながらも、家庭でも使える1冊です。
上司と部下、組織と顧客、パートナー同士、親と子、枠組みに違いはありますし、集まる人数も異なりますが、すべて人と人との関係です。
自分自身もいくつもの立場に立ちますし、その関係性に名前が付きますがが、すべて人と人との関係性にすぎません。
お互いがお互いを思いやる心のもち方で接するだけで、環境が一変します。
この本の読書会は随時開催していきたいと思っております♪
オンラインでの開催を予定しているので、興味のある方はぜひご参加ください!!
ドラッカー先生は「社会をいかに良いものにするか」ということを考え続けていらっしゃったんだと思います。
だからこそ、ご存命の頃の社会は多くの組織が存在し、多くの人が組織に所属しているのだから、組織という道具が社会に対していかに良いインパクトを与えるかが、社会の良否を左右する、と考えていらっしゃったんだと思うんです。
成果をあげることは当たり前のことで、組織の中で人同士がうまく連携されることこそが成果をあげる秘訣であり、成果をあげるためのコミュニケーションをどうとるか、を示してくれています。
より良いコミュニケーションをとることが大事、と言われても、人間ですもの、苦手な人もいれば嫌いな人もいます(;^_^A
そんな関係性であったとしても、「相手はいま何を望んでいるのかな」と想像することはできますよね。
なので、わたしにとっては、ドラッカーと「箱」は補完関係にあります。
どっちもあるから相乗効果が得られると思って大切にしています。
あなたにとってのチームはどのような編成ですか?
チームは何の目的のために編成されましたか?
チームの中で、あなたはどんな役割を担っていますか?
チームメンバーはそれぞれ、どのような役割を担っていますか?
チーム運営でどのようなことがうまくいっていますか?
チーム運営でどのようなことがうまくいっていないですか?
うまくいっていないことはどのように解決していますか?
チームがあげた成果はどのようなことですか?
その成果は、社会に対してどのような良いインパクトを与えましたか?
『実践するドラッカー【チーム編】』
chapter1 チームで働くということーチーム作りとマネジャーの仕事 p6
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実践するドラッカーシリーズは、膨大な数のドラッカー先生の言葉を選りすぐり、5つのテーマ別にまとめられた書籍です。
編著者の佐藤等先生は、札幌を中心に全国各地でドラッカーの書籍を中心に読書会を開催されてきました。
ドラッカー先生の言葉と佐藤先生の解説が1セット、そこかしこに「今のあなた」に必要な言葉が散りばめられています。
佐藤先生の解説は、ぜひそれぞれの書籍で確認してください(*^ω^*)
ここではわたしが感じたことをお伝えしていきます。
自ら考え、決定し、行動するあなたのためのドラッカー、一緒に探してみませんか?
【チーム編】は、チームをあずかるすべてのマネジャーに向けて書かれており、ドラッカー教授のチームマネジメントの極意が1冊に凝縮されています。