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本日から新年度!! これからの社会はどのように変化していくのでしょう……[事業編 #5]

第1の環境についての前提は、組織が何によって対価を得るのかを明らかにする。

はじめて読むドラッカー【マネジメント編】 チェンジ・リーダーの条件
Part2 マネジメントの課題 3章 事業を定義する p53より


事業とは、市場において知識という資源を経済価値に転換するプロセスである。
その「事業」の定義が
①組織をとりまく環境
②組織の使命(目的)
③使命を達成するための必要な強み
という要素から成り立っています。
今回はその①「組織をとりまく環境」についてみていきます。

社会において、いろいろ問題が発生しています。
直近だと、当たり前だったことができなくなって、環境が変わりましたよね。
(表現において、気に障る記載があったらごめんなさい!!)
・人と集まるということが制限された。
・体験するということが制限された
・成熟した社会は不要不急に括られる「サービス」で成立していた。
・学び方、働き方が強制的に変更された。
・人の移動ではなく、モノ・情報の移動で成り立つ社会に変化しつつある。
などなど……。
この1年ほどで大きな変化が起きたようにも見えますが、それは一時のものでしょうか、変化が累積して近い将来より大きな変化に通じるものでしょうか。
その変化の中で、変わりゆく社会の問題に対して、より多くの方の手助けができる問題解決や、数として少なくても一人の方の深い問題解決をお手伝いする、という「事業」が日々発生したり減退・消滅したりしています。

人口統計を見ると、20年後の将来が予測できます。
出生率の減少と、女性の年齢構成の変化を掛け合わせることで予想される合計特殊出生率の減少を見ることで、想定よりも早く「超少子高齢化社会」と呼ばれる時代が来ることがわかります。
そうすると、市場も大きく変化しますよね。

人口構造の変化もありますし、技術の変化も大きな影響を与えるでしょう。
グローバル社会だけを見据えていくと、地域社会存続の危機にこれ以上対応できなくなってしまうかもしれません。

その想定される環境の大きな変化によって、求められる問題解決能力も変化するでしょう。
変化の中で、組織が何によって対価を得るのかを明らかにしておかなければ、時代変化の波に飲み込まれて衰退するのみになってしまいます。

変化する社会の中で、社会から求められ続ける問題解決能力は何か、その能力に対して対価を支払ってもらえるかどうか、というところが事業存続・組織存続の鍵を握っています。


2017年に出版され、大きな話題になりました、『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』(河合雅司 著 講談社)。
統計は、過去の推移から将来を予測する、大事な指標になります。
未来の年表2』では自分の生活に起こることが描かれています。
未来の年表 合本版』(電子のみ)もあるんですね!!
「人口減少日本でこれから起きること」について、1では年代順での社会の変化、2では自らの周囲に起こる出来事が描かれています。
両方を知る、ということは、ほかの事象においても、社会と自分の周囲を照らし合わせることができるようになりますよね。


人生100年時代と言われ、個人の生き方も大きく変化しています。
技術が変化し、医療が変化し、人々の考え方も変化していきます。
変化を見誤れば、あっという間に事業は必要とされないものに変わってしまいます。

あなたが見ている環境は、いつまで続くと想定されますか。
その環境はどのように変化しますか。
環境変化により、わたしたちの生活にどのような変化をもたらしますか。
環境の変化に対し、どのように事業を変化させますか。
その事業の変化幅で、環境の変化に対応できますか。
事業に関わる方たちの間で、その変化は共有されていますか。
その変化は顧客の変化に対応していますか。
その事業は、顧客に対価を支払ってもらえる価値がありますか。
その事業の価値は、どのくらいの対価を支払ってもらえますか。
今「やりたいこと」「できること」は将来の顧客をどのように生み出しますか。


実践するドラッカー【事業編】』 
PART1 理論編 chapter1 事業とは何か p10 #5


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実践するドラッカーシリーズは、膨大な数のドラッカー先生の言葉を選りすぐり、5つのテーマ別にまとめられた書籍です。
編著者の佐藤等先生は、札幌を中心に全国各地でドラッカーの書籍を中心に読書会を開催されてきました。
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【事業編】は、時間軸を意識し、自らを変革させていく姿勢と方法を習得するため、自らの事業を明確に定義するための補助線として書かれています。



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