毎日をどう過ごしたいかを考えることが、あなたの使命につながります。[事業編 #7]
第2の使命についての前提は、組織が何を意義ある成果とするかを明らかにする。経済や社会に対し、いかに貢献するつもりかを明らかにする。
『はじめて読むドラッカー【マネジメント編】 チェンジ・リーダーの条件』 Part2 マネジメントの課題 3章 事業を定義する p53より
「事業とは、市場において知識という資源を経済価値に転換するプロセスである。」
その「事業」の定義が
①組織をとりまく環境
②組織の使命(目的)
③使命を達成するための必要な強み
という要素から成り立っています。
今回はその②「組織の使命(目的)」についてみていきます。
なぜ事業を実施するのでしょうか?
それは解決したい問題があったり、より豊かな毎日を過ごすための道具を提供したり、事業それぞれの使命があるからではないでしょうか。
今起きている問題は、資本主義が行き過ぎたゆえに持てるものと持たざるものとの格差が生み出したものも多いでしょう。
過去から脈々と続く偏見によるものも多く、インターネットの普及により国境を越えてつながれるようになったことで、世界を股にかけたプロジェクトが動いているように感じます。
問題を解決してほしい誰かの手助けをする、そのことが組織の使命と言えるのではないか、とわたしは考えています。
事業として考えると、ちょっと遠く感じてしまうので、個人の仕事に置き換えてみます。
・靴職人さんは、誰かの足にぴったりと寄り添う靴を提供する。
・漫画家さんは、誰かが抱えたもやもやを多くの人に見える形に昇華し考えてもらったり、誰かの日常にほっこりした気持ちをお届けしたりする。
・金物加工の職人さんは、その金型でおいしい料理を作ることができる鍋をつくることを目指して目に見えないくらいの細かさで調整する。
・経理業務を担っている方は、職員さんがよりスムーズに商談に臨めるようバックアップする。
・新規採用された皆さんは、早く仕事を覚えて先輩方の手助けができるようになったり、自分で顧客の問題解決のお手伝いができるようになる。
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少し事業というものが身近に感じられませんか(*'ω'*)
株式会社ボーダレス・ジャパンをご存じですか?
「ソーシャルビジネスで世界を変える」と掲げて活動されています。
テレビで田口一成さんの活動を拝見しました。
社会における問題の解決を事業として提案し、採用されたら初期投資とラーニングコスト合わせて1,500万円で事業を始め、キャッシュが尽きたら終わりです。
でも「1回目は失敗してもいい、2回目で成功すればいい」という素敵なスタンスを取っていらっしゃいます。
失敗をするから見えることもあるんですよね。
大半の方は2回目、計3千万で成功されるとのこと。
この3千万の出どころは、先輩起業家たちが生み出した利益から拠出されています。
社会貢献を行う中で生み出された資産を、次の社会貢献に投下する、次こそは成功させたい!! と思わせてくれる仕組み作りが、すごいなぁ!! と思っています( *´艸`)
社会の問題解決をボランティアではなく事業として実施するからこそ、息の長い活動を続けることができます。
政策の網から漏れてしまったり、存在することも認知されていない人たちの問題を解決することは簡単なことではありません。
でも、問題を抱えた人はきっと一人ではないはずです。
まずは目の前の人の困りごとを見つめることから、事業となる芽を探し出せるのではないでしょうか。
組織には使命がある。
その使命を実現することが事業である。
そんな大げさに考えてきました。
フリーで活動しようとしているわたしには手に負えないもの……ドラッカー先生の言葉を借りて、いろんな本を引っ張り出してきて、誰かに届け~届け~……と念じてきましたが、念じるだけではだれにも届きません(;^_^A
こちらの投稿を読みながら、
わたしは誰のために何をしようとしているんだろう……と改めて考え直す時期なんだなぁ、と感じています。
生活するため、次の学びの機会を得るため、稼がなければならない!! と強迫観念にかられたように仕事を探していました。
そこで働くことで、日々の生活が気持ち的に苦しくなったり、学ぶ時間を確保できずに苦しんでいるのはどうなんだろう……と思っています。
少しくらい苦労するのが当たり前だ、と言われることかもしれません。
本当に切羽詰まっていないからそんなことを考えられるんだ、と言われることなんだろうなぁ、と思います。
でも、目指すは、そんなことを言われたり思われたりしない社会です。
早くベーシックインカムが導入される世界にならないかなぁ……(;^_^A
あなたが思う「使命」って何ですか?
あなたに与えられた使命は何ですか?
あなたが助けたいと思う方はどなたですか?
その方を助けるために何ができますか?
そのために、あなたは毎日をどう過ごしますか?
『実践するドラッカー【事業編】』
PART1 理論編 chapter1 事業とは何か p15 #7
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サークル始めました♪
毎日もやもやが生まれます。
毎日、わたしはダメな人間なんだ……という視線が言葉がわたしの中に深々と積もっていきます。
そんな気持ちを本という媒体を使ってエネルギーに転換できたらいいな、と思っています(*'ω'*)
実践するドラッカーシリーズは、膨大な数のドラッカー先生の言葉を選りすぐり、5つのテーマ別にまとめられた書籍です。
編著者の佐藤等先生は、札幌を中心に全国各地でドラッカーの書籍を中心に読書会を開催されてきました。
ドラッカー先生の言葉と佐藤先生の解説が1セット、そこかしこに「今のあなた」に必要な言葉が散りばめられています。
佐藤先生の解説は、ぜひそれぞれの書籍で確認してください(*^ω^*)
ここではわたしが感じたことをお伝えしていきます。
自ら考え、決定し、行動するあなたのためのドラッカー、一緒に探してみませんか?
【事業編】は、時間軸を意識し、自らを変革させていく姿勢と方法を習得するため、自らの事業を明確に定義するための補助線として書かれています。