あなたはどんなモノ・サービスの顧客ですか？　顧客の側に立つから見えることはたくさんあります！！［思考編　#33］

組織の外を意識すると、顧客の立場や顧客の目線を知ることができ、そこからアイデアが生まれます。

【コラム　組織の外に機会あり】

顧客があなたの組織が提供するモノ・サービスを選んでくれるのはなぜでしょうか？
顧客があなたの組織が提供するモノ・サービスを選んでくれないのはなぜでしょうか？

結果には理由があります。
組織が提供するモノ・サービスが顧客に届くかどうかも理由があります。
その理由は、組織の中にはありません。
組織の外にしか、理由を見つけることはできません。

あなた自身が、あなたの組織が提供するモノ・サービスのユーザーだったなら……あなたはなぜ、そのモノ・サービスを選んでいますか？
ユーザーでないのであれば、それはなぜでしょう？
BtoBを担当されているので、ユーザーとなりえない……と感じていらっしゃるのであれば、相手の組織の担当さんは、なぜそのモノ・サービスを選んでくれているのか想像してみましょう。

ここを探り当てると、誰のために、自分ができることは何なのか、が見えてくると思いますよ(*'ω'*)

組織のうまくいかなさ具合を外から客観的に見、手助けをしてくれるイメージがあるなぁ……と感じたので、『ひとりの妄想で未来は変わる』 （佐宗邦威 著　日経BP）をご紹介します。

日経BP SHOP｜ひとりの妄想で未来は変わる

佐宗氏は、戦略デザインファーム「BIOTOPE」のCEOです。

BIOTOPE | Strategic Design Firm

組織の外側から、「組織はいまこんな状況にあるように見えますが、どうなりたいですか？　そのために何がしたいですか？」と問いながら伴走してくれる人、というイメージがあります。
アジャイルの本なども読んでいて、組織の中に漂う空気の中で一人で立ち上がるのには勇気がいるし、想いをもち続け、行動し続けることの難しさを感じていました。
その時に、組織の外側から手を差し伸べてくれる方がいてくださると、とても心強いな、と思うのです。
多くのプロジェクトについて、関わった人たちの視点で紹介してくれているページがありましたので、ご自身の組織にも活用できる手法がないか探してみてはいかがでしょうか( *´艸｀)

PROJECT | BIOTOPE

多くの方と対談されているので、こちらもどうぞ♪

佐宗邦威 | 著者ページ | ダイヤモンド・オンライン

組織内のドラッカー読書会の参加者として、ファシリテーター（読書会の進行役）として、事務局として、読書会に関わっていました。
読書会開催を続けるべきか否か、続けるためにぶち当たった壁を壊すためにどうすればいいのか、この活動は本当に必要なのだろうか……とぐるぐる悩んでいました。
最終的にわたしは、新しいメンバーに託して関わることをやめました。

事務局を若手に引き継いだことで、多くの若手や異なる職場の人が、読書会に参加してくれるようになりました。
読書会はまず初級に参加してもらい、１クールを終えてから中級に参加してもらう体制をとっていました。
読書会立ち上げ当初から参加していたメンバーにとっては、次のレベルでドラッカーを読み解きたい、という要望が高まっていたので、すぐに人数も集まり、中級は遅れてスタートしました。
開催を継続する中で、中級を立ち上げたときと同じ感覚で新しいレベルを設定しようか、級は変えずに本を変えようか、と話題には上がるのですが、実行されないままでした。

今思えば、ストッパーはわたし自身だったんだと思います。
変化を生み出せなかったんです。
初級から中級に上がってくる人がいなくなってしまった中で、今いる中級メンバーで新しい取り組みを始めてしまうと、初級から中級に上がるときのステップが大きくなってしまうんじゃないか、という想いを捨てられなかったんです。
中級と初級は同じ時間帯に開催しており、初級メンバーと関わる機会も少なく、わたし自身が初級メンバーとのパイプ役にも広告塔にもなれなかったことも原因です。
顧客の想いを知ることもできていませんでした。
顧客目線で考えたなら、変化を当たり前にすることこそ、読書会の開催意義だったんだろうなぁ、と離れたからこそ思うようになりました。

次、同じ機会を得ることができたなら、やってみてから考える！！　というステップを踏んでみようと思います。

わたしの失敗を教訓に、新しい事務局メンバーによって、新読書会が開催されていることを切に願います(;^_^A

あなたの組織の外側には何が見えますか？
あなたの組織の外側は、あなたの組織の内側にどんな影響を与えていますか？
あなたが顧客だったら、あなたの組織について、あなたの組織が提供するモノ・サービスについてどう感じますか？

『実践するドラッカー【思考編】』　
chapter３　貢献なくして成果なし　p96　#33

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実践するドラッカーシリーズは、膨大な数のドラッカー先生の言葉を選りすぐり、５つのテーマ別にまとめられた書籍です。
編著者の佐藤等先生は、札幌を中心に全国各地でドラッカーの書籍を中心に読書会を開催されてきました。
ドラッカー先生の言葉と佐藤先生の解説が１セット、そこかしこに「今のあなた」に必要な言葉が散りばめられています。
佐藤先生の解説は、ぜひそれぞれの書籍で確認してください(*^ω^*)
ここではわたしが感じたことをお伝えしていきます。
自ら考え、決定し、行動するあなたのためのドラッカー、一緒に探してみませんか？

【思考編】は、あなたが成長し続けるためにはどのような思考が必要なのか、成果を出すための考え方がまとめられています。