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3/23(月)世の常

おはようございます!!こんにちは!!こんばんは!!
今日も前回の続き「大学一年生編」を書いていきたいと思います。

下の記事は前回のものです!!まだの方はぜひ!!

予選

大学生になり毎日柔道漬けの日々を送っていた私ですが、ついに試合に出るチャンスがめぐってきました。
高校三年生の時に全日本ジュニアに出場していたおかげで、大学の校内予選なしで、地区予選から出ることができました。
校内予選では、多くて一階級40人近くもいます。そして、その中から2人しか校内予選を突破できないとなるとかなり厳しい予選になります。
予選が突破できず、大学生活を通して対外試合に出ることができない選手もいるくらいです。
逆に言えば、予選を突破できる力があれば対外でも通用すると自信がつきます。
そんな第一関門を私は高校の貯金で通ることができたのです。

校内予選の次は、東京都予選になります。
東京は強豪校が集中しているので、また勝ち上がるのが大変です。地区予選なのに、全国大会よりレベルが高い試合を見ることができるほどです。つまり東京予選を勝ち抜けることができれば、全国で通用するということです。

試合の組み合わせなども大会の二週間前くらいには発表されるので、対戦相手の研究をして準備します。私はワクワクしながら、当日を迎えました。

初心者

試合の当日、わざわざ岐阜県から両親が東京まで応援に来てくれました。
車でいつも応援に来てくれるのですが、岐阜からだと約6時間くらいかかります。当日の朝着くために、夜中に出発するらしいです。かなりの苦労をかけていたなと今でも感謝しています。

体重管理も完璧で臨んだ試合は、一回戦、国士舘大学の選手に技ありをリードされ負けてしまいました。

組み手も、投技も、寝技も全然通用しませんでした。

試合後、

「組み手、初心者なのか?」

と監督から言われ、雷に打たれたような衝撃が走りました。
小中高と必死に柔道をやって、全国大会で結果出して、強化選手にまでなって、多少なりとも自信はありました。
しかし、日本一の大学を率いる監督の目に私の試合(特に組み手)は「初心者」に見えていたのです。

岐阜から応援に来た両親にも申し訳なかったです。情けない試合をして落胆させてしまったことも私の心に追い討ちをかけました。

改心

初心者・・・・・・

何度この言葉が頭を遮ったことでしょう、、、

この言葉で、自分の中で柔道に対する考え方が大きく変化しました。
今までは「組んで投げる」が中心でした。
当然その通りなのですが、

そこには「組めたら投げれる」と変な自信だけがついていて、
裏返すと「組めないと投げれない、勝てない、自分の柔道ができない」と自分の弱点が表れていました。

確かにそれまでの試合を振り返ると、組めなくて相手のペースになって負けることが多かったことも事実です。

負けたことによって、監督の一言によって、一から柔道に向き合う機会を得ました。
負けから学ぶことが大事
その通りです。しかし、「負けから何を学ぶのか」と、この点が漠然としすぎて「負け」や「失敗」という事実を消化することを「学び」と勘違いしている人は多いのではないでしょうか。私は、たまたまきっかけがあり気付くことができましたが、多くの人がわかっていないのかもしれません。特に中高生くらいになると尚更です。これは指導者として伝えていかなければならない一つだと考えています。

ただ柔道を「楽しむ」だけから、「頭を使って楽しむ」ことに気付くことができ、考え方の根本から改心することができたのです。

世の常

「災難ってモンは畳み掛けるのが世の常だ」

ある漫画の剣士が放った言葉です。

私は組み手を習得するために日々研究をしていたのですが、

ある日の練習で投げられた瞬間に、膝から下が無くなったと思うような瞬間がありました。
内側の靭帯でも怪我したかなと、良い意味で怪我には慣れているので軽く考えて病院にも行かなかったのですが、どうも歩いていると、膝が前に抜ける感覚が起こるようになりました。

気になって病院に行ってみると、MRIとCTを取らないとわからないと言われ、なんとなく嫌な予感が頭をよぎりました。

結果は、

「前十字靭帯断裂(ACL)」でした。
簡単に説明すると膝関節をつないでいる靭帯は前、横(左右)、後ろと大きく4つあります。
私の場合、その前の部分が断裂してしまい、つなぎ(支え)がないために前に抜ける症状が起こっていたのです。

ACLは手術をするか、テーピングでサポートし続けなければ柔道ができません。
支えがないため、踏ん張ることができなかったり、半月板を痛めてしまったりと支障がありすぎるからです。

手術をするとなると、3〜4週間の入院、半年以上のリハビリとかなり時間がかかります。焦って始めてしまうと再断裂のリスクが高まるため、競技復帰には約1年見なくてはいけません。

憧れの東海大にせっかく入れたのに、
4年間しかないのに1年を怪我に費やしてしまうなんて、

今まで経験してきた中で最も辛い瞬間だったと思います。
試合で負けた後に、とてつもなく大きい災難がたたみかけてきました。

最後に!!

今回はここまでにしたいと思います。
ACLの話は大学1年から2年にかけての出来事なので、続きを「大学二年生編」で書いていきたいと思います。

実は、今日3/23、トレーニングをしていたらACLほど重症ではないのですが、肉離れをしてしまいました、、、
怪我して怪我をした時の記事を書く、、、メンタルが折れました。笑

今回も読んでくださりありがとうございます。
また、スキ・フォローよろしくお願いします!!

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