風テラス・インターンの声②Kさん(20代女性・大学生)
インターンを始めて6ヶ月になります。
今の私の原動力は、恐怖感と温かさです。
半年間、風テラスでインターンをしているうち、「自分はこの女性だったかもしれない」と思うようになりました。
今まで「私は性風俗とは無縁だ」と思っていたのは、身体・こころ・家族との関係・仕事など条件がたまたま良かったからです。
しかしそれが今後も続くとは限りません。病気や障害で働けない、仕事をしてもお金が貯まらない、気持ちに余裕のない私になるかもしれない。
自分がいつそうなってもおかしくない社会なんだな、という恐怖感が生まれました。
「昼夜シフトOK・短時間勤務OK・高収入」の性風俗が合理的な選択になる時がくるかもしれないのです。
一方で、風テラスの弁護士さんとソーシャルワーカーさんから学ぶことは非常に多いです。
「えっ?」と思ってしまうようなことであっても、決してその人の頑張りを否定せず、相手の話を聞くことは、大人でもなかなかできません。
千差万別の困り事に対し、即座に対応できる知識はまさにプロフェッショナルです。
親との関係に悩みつつ、風俗で学費を稼いでいるという相談者の方に対して、ある弁護士さんが「あなたの人生はあなたのものだから」と背を押したのはとても印象的でした。こういう大人になりたいなとつくづく思いました。自分も頑張ろうと思えるような温かさがあります。
相談者の方の背景にある問題から地続きの恐怖を感じ、それらに向き合う相談員の姿勢から安堵感と学びを得る、ということを繰り返しています。
風テラス、インターンのメンバーたちは皆、なんとかしたいという熱意があります。そして皆温かいです。
今後もインターンとして関わり、もっと学びたいと思っています。
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