中国で食材と戯る。(33) 鰻-4 -2021-
▼ 綺麗な切り身になっても、動き続ける鰻の生命力。
10秒ほどの動画をアップしています。
私は左利きで、ほとんどのことは左でこなす。
箸、ペン、ギター、牛刀 ( 洋包丁で肉、野菜を切る )、等々。
しかし、料理を始めた頃に、和食なら、和包丁、魚の扱いなど作法的にも不便だからと言われ、和包丁だけは右で持つ修行を始め、今に至る。
初めて、取り組むことは右でも何とか身に付けれると自負するが、厄介なことに変わりわない。
小さな筆や、ペン類は左、大きな毛筆を持って書を行うのは右の手。
洋包丁は左、和包丁は右。変わり者だから、個性があってええんやけど。。。
鰻を右で素直に捌くようになって、ふと、これ左でやれと言われたらできないな、と思ったわけで。器用さに自信のある左手も、ついに右手に勝てないものが出てきたか。
骨煎餅用にぶら下げて干しているものを、少し拝借。
鰻の骨酒
焼いて骨酒 (こつしゅ) にする。熱々に沸かした日本酒を注いで蒸らす。
フグほどの上等な濃い旨みは出ないが、楽しめる酒。自分のダリヤミに丁度いい。
鰻の肝に、骨酒、これでまた次回の仕込みが楽しみになる。
▼ 鰻シリーズ最終回。