投資は苦手、面倒、本業に集中したい、という人の背中を押す話
Voicyで #どうする投資 というハッシュタグ企画をやっている。いい機会なので改めて自分の投資について考えてみた。
この記事に書いたないよう内容はVoicyで聞くこともできます。
投資スタイルには人によって好みがある。僕の考え方は
「いまのところお金を稼ぐのも使うのも管理するのも得意ではない」
「できれば本業に集中したい」
「でもお金のことはある程度はちゃんとしておきたいな」
という人向けだと思う。
先日ひさびさにカブドットコムをひらいた。毎月一定額でおなじ商品を自動購入し続ける設定をしてある。その毎月の積立額を倍にした。
きっかけはいくつかある。
ひとつは鳥井さんと配信しているオーディオブックカフェで『LIFESHIFT2』を読んだこと。寿命が10年は伸びるだろうということをリアルに感じた。ということは、いま38歳の自分は28歳だと思って何をしていくべきか考えたほうがいいな。何をするだろう? 資産運用をもっとしっかりするだろうな。10年分の複利はすさまじい。資産運用ちゃんとしなきゃ!と考え、積立額増やさなきゃと思った。
もうひとつのきっかけはやっぱりオーディオブックカフェで『サイコロジーオブマネー』を読んだこと。ますます複利の重要性を認識すると同時に、
「収入を5%伸ばすのは難しいけど支出を5%減らすのはすぐできる。支出をおさえて貯金せよ」
という話にしびれた。口座に現金があるとなんとなく財布のひもが緩んでamazonで色々と買い物をしてしまうので、強制的な積立額を増やすことにしたのだ。
ダメ押しは鳥井さんのVoicy。NFTにも興味がでてきた。まだまだ勉強不足だけど、少なくとも「いつでも売買できる」ような準備はしたほうがいいなと思い、ひとまず昔つくった仮想通貨の口座を久々に開いて使い方を勉強しなおしている。
口座をいじりまわしながらつくづく思うのは、投資について考えるときにいちばん大事なことは、
「ほしいと思った銘柄を今すぐ買える準備ができているかどうか?」
だと思う。この準備が整っていないと、せっかく投資について学んでもほとんど意味がない。
たとえば、ドルコスト平均法。債券と株式のインデックスファンド、かつ分配金は再投資型のものを国内、国外のもの計4銘柄を毎月一定額ずつ自動購入していくという仕組みです。多くの本で支持されている。知ってる人も多いと思います。でもそれを実際に仕組みとして構築していなければ意味がない。
この投資のやり方は勝間和代さんでまず知って、他にも色々手堅い系の投資の仕方の本を読んでもやっぱり紹介されていたし、「サイコロジーオブマネー」の著者もこの資産運用のやり方を採用している。自分もいま実際に含み益がでているのでとりあえずは正しいだろうとおもって続けるつもりだ。
このあたりは過去の配信で詳しく話しているので興味もっていただけたらそちらも聞いてみてください。「お金のことを考えるのが面倒な人にこそ読んでほしい本『お金は銀行に預けるな』」というタイトルの回です。
ドルコスト平均法は「お金を動かすの大好き!得意!」って人には物足りないのかもしれない。でも自分のようにまだお金にそこまで興味がない、そもそも使うのが得意じゃない、でもやっぱりある程度はちゃんとしておきたいなーと漠然とおもっている、みたいなタイプの人にはちょうどいい投資スタイルだと思う。「ちゃんとする」ってどういうことなのかがわかる。
そしてそういうタイプの人にとっていちばんのハードルになるのが口座を用意して銘柄を選んで買うというところ。興味がないから怖さが勝つ。僕も正直、仕組みを整えようと決意して口座をひらくまで5年かかった。
でもこういうタイプは本当にドルコスト平均法に向いている。なぜならお金に興味がないので、いちど設定してしまったらほとんど放置なのだ。いちいち保有している金融資産の価値をチェックしたりしない。平気で年単位で放置する。僕も今回久々に、多分4年ぶりくらいに購入額をいじった。
若い人だと「自分はお金がないからまだいいや」って思うのかもしれない。でも今の投資は100円からできる。でもいくら投資するかよりも、仕組みをできるだけ早いうちに構築しておくことのほうが重要。毎月の投資額は自分の経済状況に応じてカンタンに増減できる。
なにより自分の手取りから一定額が自動で天引きされるシステムは絶対につくっておいたほうがいい。
今回のまとめ
ドルコスト平均法の積立をいますぐはじめよう
それが難しいならせめてほしい銘柄をネットですぐ買えるくらいには準備をしておこう
それも難しいならせめて証券会社に口座は用意しておこう
それも難しいなら定期預金で毎月一定額ずつ積み立てる仕組みを銀行に申し込もう
お金の勉強はこれからもずっと続けよう
CM
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