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メジャースプーンについて

コーヒー1杯に使う豆量。
どうやって量っているだろうか。

最近ではスケールを使い、重さで管理して豆量を決定している方が多いように思える。

私もスケールを使っている。

となると、味に影響はない。
ゆえに、どうしたって優先度は低くなる。
そんなコーヒー器具の代表格。

「メジャースプーン」

過去にはメジャースプーンで何杯という豆量の管理だったのだろうか。

しかしこれには結構なブレが生じる。

メーカーによって1杯分の重量には違いがある。

メリタなら8g


カリタなら10g

HARIOなら12g
※8g
10gに目盛り付き

CAFECなら15g
※10g
12gに目盛り付き


さらに豆で量るのと粉で量るのでも差が出る。

また焙煎度でも豆の体積が変化するため、それによっても変わるのだ。


かつてはドリッパーを買うと樹脂製の物が付属されてきたが昨今の脱プラの影響かHARIO V60とCAFEC フラワードリッパートライタンには付属されていないのを確認した。

私のドリッパー収集癖が爆発していた過去にはまだ付属されるのが主流だったため、家には大量のメジャースプーンが安置されている。

しかし大体のスプーンはドリッパーのパッケージに付属させるためにコンパクトで柄の短いものが多く、豆の保管容器によっては使いものにならない物が多くを占める。

深さのあるキャニスターには届かない。
口の狭いキャニスターは手が入らずに届かない。
パッケージのままだったにしたって底までは届かない。
なんだったら使わずにパッケージを手に持ち、傾けて豆を出し計量したほうが楽で早いまである。

そんな付属のメジャースプーンの方々。
もはや脱プラ関係なく、必要ではないのだ。

いや、それも人によるのだろうか。
少なくとも私の環境では陽の目を見ないのである。


しかし優先度は低いとはいえ、こだわりたくなるのが愛好家の性である。

樹脂製を金属製に置き換えていくというのも、ひとつの環境のアップグレードとして。

最初に買ったのがこちら。


銅製で柄の装飾も華やかなのにお求めやすい価格。
柄は少々短め。

しかしこれはオススメできない理由がある。


ここで余談だがスプーンのすくう部分の名称を何と呼ぶのか。
そもそもスプーンに部位別の呼び方が存在するのか。
こうして文章で説明するにも困るので、気になり調べたところ。

つぼ」と呼ぶらしい。

なぜだか腑に落ちない。

手に取り、使用する用途なら「つぼ」よりまだ「皿」とか「受け」と呼ばれたほうがしっくりくる気がしてならない。
とはいえ仕方がない、それが正式名称らしいので「つぼ」を使うとする。



柄と「つぼ」の接続部分が細く、そこを基点に曲がってしまうのだ。
丁寧に扱えと言えばその通りなのだが業務での使用となると急いて使うこともしばしばあり、そこはご勘弁をいただきたい。

そして重量のバランスに違和感がある。
つぼ」側のほうがやけに重く、先重りに感じられ妙に使用感が悪いのだ。

そうこうして次に買ったのがこちら



これが実に良い。
柄が長い。素晴らしい。長いは素敵。

そして柄と「つぼ」の接続部分の幅が広く、柄を湾曲させてあるのでさらに剛性が高く、曲がりにくい。

柄の装飾はロゴしか無いのだが「つぼ」の裏に装飾がある。
 これもなにか控えめな奥ゆかしさがあり、良い印象を受けた。

さらに重量のバランスも良好。
手に取った時の先重りは感じない。

こうして金属製メジャースプーン2本目にしてお気に入りが出来てしまったのだ。

この形状のスプーンは他に下記の様なタイプがある。

カラーバリエーションも豊富。

ホーロー製も選ぶことが出来る。

粉での使用が多い方はおそらくホーロー製のほうが粉の付着は少ないであろう予測がつく。


どうしたって優先度は低いコーヒー器具

メジャースプーン

そんなメジャースプーンのお気に入りを探してみるのもひとつ。
コーヒーを楽しむ事であると私は思うのである。




最後までお読みいただきありがとうございました。

茨城県神栖市で自家焙煎コーヒー豆通販屋をしております。
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