ベランダでの自動散水機の設置:夏の旅行でも植物が枯れません!
ベランダ菜園・ガーデニングの悩みの1つが夏の旅行中の水やりではないでしょうか。特に最近は猛暑続きなので、2-3泊でも植物が枯れないかと心配してしまいますよね。今回、自動散水機を設置したので紹介したいと思います!
旅行中の水やり対策と問題
対策はいろいろ
旅行中の水やり対策はいくつかあるので紹介します。安価かつお手軽な対策なので、これで十分であれば、アリかと思います。
対策① 腰水・底面給水
バケツや深い鉢皿に水を張り、その中に植木鉢やプランターを入れる方法です。最近では底面給水型のプランターも広く売られていますね。底面から水を吸わせることで土が乾くのを防げます。
一個一個のプランターで対策するのが面倒であれば、湯船に浅く水を張って、複数のプランターを一緒に置いておくという方法もあります。
対策② ペットボトルキャップ
コーンのような形状に小さい穴が複数開いていて、ペットボトルにキャップのように付けることができます。ペットボトルに水を満タンにしてこのキャップを取り付け、プランターに突き刺して使用します。百円ショップでも売っていますね。
土が乾くと毛細管現象でじわじわと小さな穴から水が浸みだしてきて、土が湿ると浸み出しが止まる、という仕組みです。
対策③ 点滴タイプ
対策②の大型版のイメージです。病院の点滴バッグのような容器に水を貯め、重力を使ってチューブを介して少しづつ水をプランターに注ぐことができます。
自作も可能で、バケツに水を張り、太めの紐やガーゼを紐状にしてバケツとプランターの間に渡す、という方法です。紐が乾くと毛細管現象でバケツから水が吸い出され、プランターの土に届く、というものです。
課題もいろいろ
まず、どの方法もプランターの数が多いとその分だけ用意しないといけません。以前はペットボトルキャップを使っていたのですが、旅行直前に百円ショップを廻りキャップを買い集め、さらに2Lのペットボトル集めにも奔走していました。
また、大型のプランターには対応が難しいかと思います。感覚的には、65㎝の長方形プランター(容量10L)が限界かなと思います。それ以上だと、腰水する鉢皿の用意も大変ですし、ペットボトルだと水の容量が足りません。
わが家のベランダは果樹がメインなので、プランンターも40L以上になり、しかも複数かつ他のプランターもあるので、かなり厳しいですね。2Lペットボトルがプランターに刺さりまくった光景はもはや異世界です😱
新しい解決策:自動散水機!
散水タイマー & チューブセット
様々な商品が売られていますが、以下の商品を購入しました。
電源は単3が2本の電池式です。他にはコンセントにつなぐタイプやソーラー電池タイプもあります。私の場合は年中使うわけではないので、電池式にしました。
1回の水やり時間は最大360分まで設定できます。また、水やりの間隔は1日1回、1日2回、1-3日おき、から選択できます。真夏に使用するので、1日1、2回は必須ですね!
上記の商品と共に、各プランターに水を分配するチューブセットも購入しました。
散水タイマーとのコネクター、分配コネクター、ノズル(複数種類)、チューブ、チューブホルダー、など必要な部品が全て入っています!
チューブの配置ルート
以下がわが家のベランダのプランターの配置図です。水場からの赤線が配水チューブ、赤矢印が散水ノズルになります。
今回はベランダの柵側に1本の配水チューブを敷くことにしました。室内側にあるブラックベリーなどにも水やりは必要ですが、こちらは鉢も小さいので腰水で対応することにしました。室内側にも配水チューブを敷くこともできますが、そのためには分配器が必要になリマス。そこまで用意するほどではない、との判断です。配水チューブの取り回しも大変になりますしね。
配水チューブの組み立てと設置
実際に散水ノズルを設置する場所の間の距離を全て計測し、その通りにチューブをカットします。次に、カットしたチューブをT型コネクターでつなぎます。最後に、T型コネクタの残りの1カ所に短いチューブと散水ノズルをつなげて完成です!下図のような感じになります。(赤色の部分が散水ノズル)
チューブとコネクターのサイズがギリギリのため、チューブにコネクターをねじ込む力がかなり必要です。そこで、熱湯を用意しておき、チューブを熱湯で温めて柔らかくした状態でコネクターに挿入するのがコツになります!
最後に、蛇口に散水タイマーを取り付け、そこに配水チューブをつなげます。そして、各散水ノズルをチューブホルダーでプランターに固定すれば設置も完了です。
水やりの設定
最後の作業が水やりの設定になります。水やり間隔は、普段の水やりと同じで良いかと思います。私は40℃に迫るような気温でなければ1日1回で設定しています。
一方、1回の水やりの量の設定はちょっと複雑です。水やりの量のパラメーターは、散水タイマーで設定できる時間に加えて、蛇口のひねり(解放)具合と散水ノズルのひねり具合が関係してきます。まず全体の水量を蛇口のひねり具合で調整し、その後、各プランターへの散水は散水ノズルで調整します。
あまり水やりがいらないプランターでは散水ノズルを締め気味にして、たくさん水やりが必要なプランターでは開放気味にします。また、蛇口に近い側の散水ノズルを開放しすぎると、蛇口から遠い側の散水ノズルから水が出ない場合があるので注意が必要です!
最後に
設置してみると、途中で分配器が必要になったり、水量の微調整が必要になったりするので、余裕をもって準備することをおすすめします!遅くとも2週間前には設置したいですね。
設置は水量の微調整なども含めると結構大変です。しかし、いざ設置してみると、自分で一切水やりしなくても良くなるので、すっごい楽に感じます。毎朝、出社する前に慌てて水やりをしていたのがうそのようです。
一年中これでいいのでは?となりますが、上でも書いた通り、基本は夏の旅行か、長期で家を空けるときにしか使っていません。やはり水やりは土の乾き具合や植物の様子を見ながら調整する方が良いと思います。植物たちとの大切なコミュニケーションでもありますしね!
最後まで読んでもらい、ありがとうございます。
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