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【Q1.二〇二三年三月一八日開業の新駅を巡る】5.盛岡駅から前潟駅まで
(前回の記事はこちらです)
盛岡駅にて
はやぶさ・こまち55号は、定刻通り一四時一一分に盛岡駅に着く。速い。道中、一度も席を立つことがなかった。始めて乗るE6系車両なのだから、トイレぐらいは見ておいても良かったのではと思う。
ここで、一四時二〇分発の田沢湖線大曲行きに速やかに乗り換えれば、一四時二四分には、目的地である前潟駅に到着できる。自分はそうしなかった。盛岡で行われる、「はやぶさ」と「こまち」の切り離し作業を撮影したかったためだ。
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切り離し部分の周辺には、既に人が集まっている。大部分が家族連れだ。その付近だけ、転落防止の柵がホームに設けられている。黄色い点字ブロックの後ろに下がるように、駅員が何度も繰り返しアナウンスしている。
駅員はまた、こまち号の利用者は乗り遅れが無いようにと、注意を促す。こまち号は、切り離しが終わった後に、そのまま発車してしまうからだ。
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一連の動作を、滞りなく撮影できた。こまち55号は走行しながら連結器を閉じ、去っていく。今から田沢湖線ホームに向かっても間に合うだろうが、急ぐ気は既に失せている。はやぶさの発車も見送った後、新幹線駅構内をゆっくり見て回り、記念スタンプを押す。盛岡駅の記念スタンプは、新幹線駅構内に一つ、在来線駅構内に二つの計三種類あった。全て押した。
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在来線の改札を一度出て、駅構内を見て回る。盛岡は少し前に、海外メディア上にて、お勧め観光都市として好意的に紹介されて話題となったのだが、その記事が記者の写真入りで紹介されている。ヨーロッパ人やアジア人その他のことは良く分からないのだが、アメリカ人が俄かに岩手に興味を持ち始めたのは、メジャーリーグで超人的な活躍を続ける大谷翔平の出身地であることが、影響しているのではないだろうかと愚考する。
駅東口を散歩する。
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盛岡→前潟
盛岡駅から前潟駅までの切符、190円を新たに買いなおす。これで「幕張豊砂→前潟」の記載がある乗車券(区間変更券)は手元に残り、保管することが可能となる。跨線橋を渡り、田沢湖線のホームに向かう。五月二十七日から、盛岡周辺エリアでSuicaが使用可能になることを、巨大なポスターが告知している。
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次の田沢湖線の発車時刻は、時刻表上では一五時一一分と書かれているが、駅内の電光掲示板では、一五時一四分発車となっている。701系電車。ボタン開閉式だ。車内はロングシート席とボックス席が混在している。ロングシートに座り、窓際にアクションカメラを設置する。
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発車してしばらくの間は、新青森方面へ向かう東北新幹線の高架と並走していく。今僕が乗っている田沢湖線自身も、地上線路から上昇し高架を走るようになる。東北新幹線の高架は、やがて分岐し遠ざかる。入れ違いに、秋田新幹線と合流するための高架線が接近してくる。
住宅地を走っていたが、前潟駅に近づくにつれ、車窓には農地の割合が増えてくる。
停車する。先頭車両には、運転手の他に車掌が乗り込んでいる。つまりワンマン運転ではない。車掌に切符を渡し下車する。
一五時一八分前潟駅着。
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この駅に到着したことで、クエスト「二〇二三年三月一八日に、開業した日本国内の新駅を巡る」を達成した。 幕張豊砂から前潟まで、四時間半かかったが、これは秋田新幹線の切り離し作業と、盛岡駅の周辺をゆっくり見物するために、田沢湖線を一本遅らせた結果である。普通に乗換えをしたならば、三時間台で到着できるだろう。
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このクエストに関する追記
この旅では「二〇二三年三月一八日開業の新駅を巡る」クエストを達成した。以下にその旅程を示す。
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新綱島→幕張豊砂→前潟の順に巡ってきたが、より効率、最速をRTA的な意味で追及するのであれば、根本的に順番を見直すべきかもしれない。例えば、スタート地点を幕張豊砂とし、新綱島を巡ってから新横浜駅に出て、東海道新幹線で東京に行き、東北新幹線に乗り換えるという経路が可能である。新幹線同士の乗り換えは、今回用いた京葉線東京駅地下ホームから続く長大な通路を経由するよりも、大幅に時間を節約出来るであろう。(あるいは、前潟→新綱島→幕張豊砂という順序もありうるだろう) 但し、このルートでは「幕張豊砂→前潟」と記載された乗車券は入手できないであろう。
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