見出し画像

知識の定着は子ども先生がおすすめ

最近のニュースサイトは、記事を読むと自動的に次の記事を提案されます。たまに余計なお世話、というときがあります。次の記事は、提案された中に含まれていた記事。もちろん、上白石姉妹のファンです。

記事によると、浴室で、いない相手に向かって世界史の講義をしていたそうです。この方法は、林先生も太鼓判を押す勉強法とのこと。友人に教えたことで、自分の中で知識が整理される経験を持っている人は、理解できると思います。

前回の公文式の効果的活用法ですが、まさにこれです。

学んだ知識を定着させるために、これをご家庭でやることを私は勧めています。子どもに先生になってもらうわけです。もちろん、保護者が生徒です。

中学受験の勉強は、おおよそ以下の流れでしょうか。
 1:塾で知識のインプット
 2:問題演習&宿題でアウトプット
保護者は、この2番が正解であれば褒め、間違っていれば注意します。問題演習の正解つまり「丸」の数が多ければ、理解が進んでいると認識するのが一般的です。ただ、中学受験の問題は答えだけを出すことも多く、「丸」の数が知識の定着とイコールになりません。

算数の場合、子どもノートの隅に中途半端に計算して、たまたま正解してしまうことがあります。ここをただ「丸」だからOKと流してしまうと、知識はあやふやなままで、時間が経てばすっかり忘れてしまいます。知識のダダ漏れが多くなれば、塾に通っている費用対効果がありません。

この漏れを防ぐの子ども先生です。
 3:子ども先生でアウトプット
子ども先生を塾に求めるは、難しいでしょう。特に集団指導塾で定期的にやることは現実的ではありません。だから、ぜひご家庭で、とお勧めしています。

保護者の方は、本当に生徒になったつもりで真剣に聞いてみてください。子どもに質問するのもいいでしょう。間違えているところがわかります。また、アウトプットのために考えることが知識の定着につながります。

うまく説明できたら、思いっきり褒めて上げてください。

どこかで幸福学からみた、受験勉強法を書きたいと思います。

(ヘッダー画像 作・梶田義治)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?