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#174 [哲学] 優先されるべきは個人か、集団か。

第25週 第6日(土)哲学「自由主義」

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。

今日は哲学「自由主義」です。

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本の要約

自由主義とは、政治哲学において個人主義・平等・自由を重んじる古くからの立場のことだ。現状がどうなっているかではなく、現状はどうあるべきかを説く理論、規範理論である。

自由主義者は、個人には政治制度より優先される願望や欲求があり、政治制度の目的は、そうした個人の利益を実現することだと考えている。

第二の要件は、すべての市民は政府から平等に扱われなくてはならないということである。こうした政治的平等は、貧富の大きな差があっても実現可能なのかについては、自由主義の内部でも大きく意見が割れている。

第三の要件は、政府は市民の自由を守らなくてはならないということだ。自由主義者は、政府の価値は個人の利益を保証するのに役立つことにあると考える。

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政府も元を辿れば個人

自由主義者がみんな正当な願望や欲求があって、それらが政治単位で保証するに値するものなのか、ここはかなり難しい問題だと思う。

そして、自由主義の大きな欠点だと思うのが、個人(政府内部のある一人)の利益を実現するための仕組みを作りかねないことだ。ある一定の優位な立場の人が自由を掲げると、その人の動きやすい環境を構築しやすくなる。

個人の自由で、その他の個人を拘束してはならない。

ただ、現状政治はそういうふうに強い人は強くて、弱い人は弱いままの状態になりやすくなっていると思う。

自由主義を掲げることは良いことだが、個人というのは自分以外のその他大勢の個人がいることでなり建てることを忘れてはならない。


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