#237 [哲学] ドイツの哲学者で、批判哲学を提唱した人物
第34週 第6日(土)哲学「イマヌエル・カント」
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。
今日は哲学「イマヌエル・カント」です。
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本の要約
「何度も絶え間なく熟考すればするほど、新たに高まってくる感嘆と畏敬の念で心を満たしてくれるものがふたつある。私の頭上にある星々の輝く空と、私のうちにある道徳法則だ」
■イマヌエル・カント(1724~1804)
当時プロイセン領だったケーニヒスベルク(現ロシア領カリーニングラート)に生まれた。終生その地で暮らし、生まれた町から遠くへ出かけたことは一度もなかった。
・「純粋理性批判」(1781年)
「第一批判」とも呼ばれる同書でカントは、形而上学は、世界がそれ自体どのような姿をしているのかを説明するのではなく、私たちが世界をどのように経験しているのかを説明する場合にのみ、科学的になれると主張した。
・「実践理性批判」(1788年)
「第二批判」では、すべての人に適用される普遍的な道徳法則が存在し、その道徳法則が、私たちが何をしたいかに関係なく、私たちが何をすべきかを命じるのだと主張した。この道徳法則が、私たちに自由意志があることを示し、善なる神が存在することと、死後の世界が存在することを信じる理由を与えてくれる。
カントの言う「批判体系」は、自然科学と道徳と宗教を合理的に正当化すると同時に、人類が確実に知ることのできる範囲に制限を加えることを目的としている。
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形而上学とは
本書の中でも極めて難しい分野。真に存在するものとは何かを追求する分野。アリストテレスがその基礎を生み出してきた。
いまだによく理解できていない…この分野はマジで理解が難しい。
純粋理性批判
カントは、理性 (Vernunft) がそれ独自の原理 (Prinzip) に従って事物 (Sache, Ding) を認識すると考える。しかし、この原理は、経験に先立って理性に与えられる内在的なものである。そのため、理性自身は、その起源を示すことができないだけでなく、この原則を逸脱して、自らの能力を行使することもできない。(wiki)
私たちに理性があるからこそ、世の中の事物を認識することができる。ただし、理性自身を知ることはできない。こういった反対の内容をもちながら、悟性概念の使用の仕方として適切ではないため、どちらも真である、あるいは、どちらも偽であるという結果に終わることを二律背反という。
うまく、説明できないくらいには理解できていない(笑)
カントの哲学は何度も読み返す必要がありそうだ…