#118 [哲学] 「心」とは一体なんなのか。最重要なのに未だ解明されない部分
第17週 第6日(土)哲学「心身問題」
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。
今日は哲学「心身問題」です。
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本の要約
心の状態は体の状態と全く一致しているのか。痛みは、脳内にある神経細胞の反応に過ぎないのか?もしそうだとしたら、心は脳にほかならないということになる。
■心身二元論
心は、人間が身体や脳とは別に持っているものという考え方。
心が脳とも身体とも違うのであれば、心は非物質的なものであり、物質ではできていないはずだ。だとすればどうやって、脳や体を形成している物質と相互に作業しあっているのだろうか。疑問は未だ残る。
■随伴現象説
身体は心に影響を及ぼすことができるが、心は体に影響を及ぼすことができないという考え。
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痛みは電気信号
足の小指をなにかにぶつけると、痛みを感じる。小指が何かにあたったことは物質的な事象であり、それが原因となって、神経が特定のパターンに従って反応を開始して、脳に信号を送る。
もし、この信号が送れなかったとしたら。
足の小指をおもっきしぶつけても信号さえ送られなければ痛みを感じることができない。もしそんな人間がいたとしたらその人は心がないのだろうか。
だぶん、そんなことはない。
痛みとは物理的なものだけではない。
身近な人間に不幸が遭った時、切ない映画を見たり、悔しい思いをしたり。
そんなときに人間は痛みを感じると思う。
心身二元論はどうだろう
とはいえ、身体や脳とは別にこころというものが存在するとしたら、植物にも感情があってもおかしくないということになる。
まるでディズニーの世界である。
そのほうがファンタジーで彩り溢れた世界。みんなハッピー☆