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#84 [宗教] のユダヤ教の主要教派の多くが聖典として認めている文書

第12週 第7日(日)宗教「タルムード」

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。

今日は宗教「タルムード」です。

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本の要約

タルムードとは、数百年にわたってラビ(ユダヤ教の宗教指導者)たちがトーラーについて積み重ねてきた注釈のことで、ユダヤ教の中核的な文書と考えられている。

タルムードは、2つの部分から成る。

・第一部、ミシュナー
口伝律法を文書化したもの。
紀元後200年ころ、各地でユダヤ教の神殿は破壊され、ユダヤ教徒は激しい迫害にさらされたため、「ミシュナー」が必要になった。

・第二部、ゲマーラー
ミシュナーに対するラビたちの議論で構成される。ミシュナーが絶対的な見解を示すのに対し、ゲマーラーは、異なる意見の対話として書かれている。

■バビロニア・タルムード(タルムード・バブリ)
現在最も広く言及・使用されているタルムード。紀元後400~600年ころに編纂されたもの。

■エルサレム・タルムード
エルサレムで作られたタルムード。記述が断片的で理解するのが非常に難しい。

タルムードは、ハラハー(ユダヤ教の法規)の根拠として使われ、宗教法と世俗法に広く適用されている。

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あ、トーラーってどっちも授かったんだ。

トーラーって、本で伝えられた説と口伝で伝えられた説のどっちかだけだと思ってたけど、両方授けられていたんだ。

てことは、モーセのトーラー(書籍版)と口伝トーラーを記したタルムードでは、書かれていることが違う可能性があるね。

んで、ユダヤ教の人たちは特に口伝の方を大切にしてきたってことか。
なるほどね。理解理解。

ただ、少し疑問なのが…

ユダヤ教、というかこのトーラーを指針としている宗教っていうのは唯一神信仰だよね。なのにタルムードのラビたち複数人による編纂は許せるんだ。ラビたちはモーセでは無いわけじゃん。知らんおっさんたちが自分の考えをまとめてるわけでしょ。それって下手したら神の教えではなくおっさんたちの教えになりかねません??
今までの流れや宗教的観点からみたら、もはや書籍化した時点で信用は失われる気がするけども…

信じるって難しいね。

ハブルータ

ユダヤ教の昔からの勉強法らしい。学生二人がペアを組んで学ぶ方法で、これにより学生は1行ごとにパートナーと内容を検討したり議論したりする。

これ、めちゃくちゃ頭良くなりそう。

宗教の勉強法なのかもしれないけど、これに関しては通常の勉強法として学ぶべきことがありそうかも。記憶の定着にもなりそうだし、ちょっと調べたほうが良さそう。




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