動物園の未来を考える③動物園へはもっと必要とされてる地域へ輸出したら、、
前回②では、動物園はきっと衰退していく理由を書きました。
https://note.com/from_south/n/n58023748610b
それっぽいことを書いてますが、当たるかはわかりませんね。
コロナで世界がこうなるなんて、予想できなかったようになってきた本当の未来は誰にもわからないものです。。
あくまで、一つの可能性として目を通していただけたら。
その上で、前回から引き続き提案している。
動物園不要論への回答!
動物とWin-Winになるために!
『海外の発展途上国に動物園を徐々に移転することをビジネスとして、超長期的に世界的に動物園を廃止しよう』
今回はこちらのメリットを書いていきます。
まずは概要です。
上のことがどういったことなのか少し説明します。
【概要】
日本での動物園はある一定の役割を既に果たし終えている。
賛否はあるかもしれないが、恩恵を受けてきたことも事実だと思います。
この恩恵が必要な地域や国が他にあるのではないか
そこに日本から資源(動物、人財、技術など)を投入して、動物園をまるまるシフトする。
こういったビジネスモデルを提案します。
次にこれのメリットです。
メリット①
『「雇用」を日本ともう一方の国や地域で、産み出せる。』
メリット②
『動物達の新たな行き先ができる。』
行き先ができたからどうこうではないですね、、
究極、このビジネスの先の先はきちんと動物園を閉じること。それを示せること。
きちんと段階を経て、閉じていくなかで、
動物園でしか生きられない動物に最後まで、Win-Winな場を提供し続けられることがメリットです。
メリット③
『世界的に教育、研究の質が上がる』
「見る」という娯楽を必要としなくなった文化圏から、これからその恩恵を受ける必要がある文化圏へシフトする。
ある種、教育インフラを整えるのと一緒かと思います。
東南アジアに学校をつくるように、動物園をつくり、ヒトを育む。こういったことが可能です。
メリット④
『日本の固有種の保護、研究に専念できる』
ここは長くなるので、次回に持ち越します。
今回、割愛しますが、
固有種を保護、研究する利点は様々あります。
メリット⑤
『日本での役目を終えた施設は日本固有種の保護、研究にあてれる』
飼育環境が整っているので、そのまま利用可能。
メリット⑥
このムーブが広がれば、
『各国で自国の固有種を保護、研究する機運が強くなる』
これは種の保存という大義を
世界中で安割分担をすることになります。
私は今よりも研究が進むと考えてます。
言い換えでデメリットもメリットにしてしまってるので、何とも言えない部分はありますが、、
いかがでしょうか。
また、これで解決しきれてない動物園は必要と考える方の意見として、
「私達の子供世代が動物を見れなくなるのがかわいそう」
というものがあります。
これについては
「かわいそう」という感情の話で、
さらには、厳密にはかわいそう「かも」という推測でもあります。
実に答えが出しにくい。。。
しかし、私が思うのは、
若い世代は上から与えられた、押し付けられた娯楽に楽しいと、そこまで思わないのではないか。これは要らぬ心配なのではとも思ってます。
凧揚げ、ベーゴマ、メンコ、ファミコン、64、プリクラ、スキー、ボウリング、フェイスブック、インスタグラム、タトゥー、LGBT、毛皮文化、レザー文化、、
ありとあらゆる娯楽、文化が一斉を風靡しては、消えていきました。
その時代を生きていた人達からすれば、
「今の子供は外で遊ばなくなった」
「あのスーファミの名作ができなくてかわいそう」
「タトゥーなんて、、」なんて言ってたことでしょう。
けれど、当の本人達は
「○○なんてかっこ悪い」
「○○なんて時代遅れ」
「今の時代、○○なんて気にしない」
と自分達で見つけてきて、きちんとその時代時代をたくましく生きているなと感じます。
毛皮とかレザーとかにしてもホントに上質なものがあり、今でも、それでないといけないという職や現場もあると思います。
しかし、
ファッションだったり、ステータスだったりという面は終わりを迎えそうですよね
そして、
一部かもですが、
フェイクファーやフェイクレザーの方が格好いいとまで言う声もあります
私は動物園もここに入るのではないかなと感じてます。
なので、私はあんまり心配してないです。
少しまとめます。
動物園廃止を唱える方や、そういった流れへの回答として、
まずは「日本(既に恩恵を受けた先進国)で廃止にする」と提案します。
動物園を残したい側は下のような疑問が出てきますが、一通り解決できます。
Q雇用はどうする
A人的資源として海外進出と固有種保護での人員
Q.動物達はどうする
A.野生復帰は不可。
それを目指して、世界でレベルアップするために、まずは今、もっと必要としている場所へ引越。
この後、世界的な機運が更に高まり、固有種保護がきちんとビジネスとしてサスティナブルなものになれば、さらに可能性が広がる。
Q.種の保存という大義が、、
A.各国が固有種での保存に真剣になる方が良いのでは。
Q.子供達世代が動物を見れなくなる
A.ITが発展し質が高い代替品がでてくる。
海外渡航が身近になり、本場で見やすくなる。
また、新しい世代は新しい価値観で楽しむことができる。
いかがでしょうか。
動物を想う立場からでも、
ビジネスとしてサスティナブルに発展を望む立場からでも、
未来を考えると様々な立場の方がWin-Winになれる世界が実現できると思いませんでしょうか。
おそらく、たくさんの落度があり、
実現には困難かも知れません。
しかし、決して、
動物園が必要と考えてる人も、
動物園が不要と考えてる人も、
対立する構図ではなく、
手を取り合えるパートナーになり得る。
そんな可能性を信じて、ここに書き留めました。
次回は
日本の固有種について書かせていただきます。