今夏の展覧会記録①国立西洋美術館
この夏足を運んだ展覧会を、サクッと振り返ります。
1)スペインのイメージ 版画を通じて写し伝わるすがた
国立西洋美術館にて、7月〜9月に開催されていた企画展です。
17世紀から20世紀のスペインの画家、およびスペインが舞台の作品を一堂に集めた展示でした。タイトルを見て「版画ばっかりかなぁ」と思っていましたが、入り口入って出迎えてくれたのはギュスターヴ・ドレの油彩の大作でした。
17世紀から18世紀にかけて多くの画家によって版画にされて出版された「ドン・キホーテ」。スペインのお話だって、みなさん知っていましたか?(のりおは知りませんでした!)
会場では1セクション丸々、ドン・キホーテでした。
版画がメインの展覧会は、展示数が多くなるイメージだったのですが、コーナーごとのテーマがわかりやすくて飽きない企画展でした。
ちなみに私の好きなタイプのピカソもありました!
他にも、写真・ポスター・書籍など、盛りだくさん。隣のマティス展(別記事)に比べると、鑑賞者の混み具合も程よく、心地よい展覧会でした。
帰宅してから気がついたのですが、この企画展を担当された国立西洋美術館の研究員・川瀬さんが解説してくれているYouTubeがあります。
企画展は終わったけど、わかりやすい解説なのでおすすめです。
ちなみに企画展会場では、Wi-Fi接続して無料音声コンテンツが利用可能。
作品を解説してくれていたのは、動画と同じく川瀬さんです。
無料で専門家の解説を聞きながら展示を見るだなんて、すごい時代やなと、感動しました。こちらも今も公開されているので、一応リンクを貼っておきます。
2)国立西洋美術館 常設展
こちらの常設展は無料で鑑賞できるのりお。
なぜなら「キャンパスメンバーズ」だからです!
4月に大学に入って、今回はじめてその恩恵に預かりました。
今までは企画展の流れで同日中に常設展を見に行っておりました。しかし、毎回企画展でクタクタ状態で見ていたので、ほとんどまともに見れなかったのです…今回は無料ということで、「スペインのイメージ」展の翌日に行きました。
何事も休息が大事です。
大学に入って、初めての西美でしたが、以前に比べ宗教画の知識が増えているかな?と思える瞬間があり、一人静かに喜びを感じていました。
西洋美術の先生からは「いつの時代の絵が好きでも、古典を勉強せなあかん」と言われているので、できる限り好き嫌いをせず絵画に触れていたい(という理想を持っている)。
以上、この夏に行った国立西洋美術館の記録でした。
こんなざっくりとした文章で、記録もクソもありませんが、いつか自分が見返したときに、「自分はこの時どんな気持ちで絵を見ていたのか」思い出せるよう、自分的ブックマークのつもりで書いています。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。