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「お正月といえば?」と聞けば数々あれど… 鏡餅、からの逆転発想🎍

narino のファーマー筒井です。
新年明けましておめでとうございます!
あっという間に新年ですね。コロナもまだまだ続いていますが、あいも変わらす収穫に追われて休みのないお正月を迎えています。

2021年暮れ、収穫した温州みかん金峰を選果していた時に鏡餅に載せるのに良い実はないかと探していると、大きな実があったので「そうだ!」と思ってカバー写真の「カガミカン」を飾ってみました。

そう逆ですよね、でもしっくり来るような発想ができるのでは?と思うこともあるのではないでしょうか。今年はnarino marchéが2年目になりますので、「逆転の発想」で行こうかと思います。

鏡餅はいつからいつまで供えるのか

NGの日に飾ってしまったけど

欧米文化に染まりきっている日本人ですが、お正月というお祝いは現代でも特別なものではないでしょうか。
鏡餅は、その昔は日本人にとって大切な作物であった米を使うもので、その貴重さは現代と私たちにに想像できないほどであったのではないでしょう。

そなこともあり、子どもと共に餅を作りました。鏡餅とのし餅です。 天草在住ですが関東出身の私たちはやはり四角い餅がしっくり来るので、のし餅です。毎年繰り返すことで子どもたちにもきっとこの文化が伝承できるでしょう。

ちゃんと我が家も鏡餅も作り飾っています。
天草の農業仲間が栽培した餅米でつきました。(餅つき械作ですが・・・)

ところが作り、飾ったのは29日。
年末年始は、晴れると不知火を収穫する時期となっているので、雨の天気予報だった29日に餅づくりとなったのですが、実は避けるべき日でした。

いつからいつまで飾るのか

飾り始めは、絶対的な日はないようですが、12月28日が最も推奨されています。そう「八」は末広がりなので、縁起がよいからです。
逆に避けたほうがよい日は、12月29日と12月31日。29日は「苦」を連想、31日は「一夜飾り」となり縁起が悪いとされているためです。

我が家は、29日に餅をつき飾りました・・・

では終わりは?
そう「鏡開き」の言葉は浸透しており、1月11日が一般的で認知されているのではないでしょうか。
これは、江戸時代初期には1月11日が商家の仕事はじめの日にあたり、使用人や得意先にお餅をふるまったためだそうです。
意外に神事的な要素ではなく、業務都合だったんですね。
ならば、29日から飾るのもOKかもしれませんね。

逆転の発想

お餅とみかんを逆にしてみたカガミカンから「逆転の発想」をテーマにしてみましたが、意外と実行するのは難しいのでしょうか

売らない店が増えている

ネット通販の浸透をコロナ禍が後押ししたと言われていていますが、それ以前からも動きがあったかと思います。丸井などは早々とそうした動きもしていました。

丸井グループでは15年3月期より、「百貨店型」から「ショッピングセンター型」へと転換を進め、売って収入を得るのではなく賃料で収入を得る形態となりました。そしてテナントもファッションから飲食やサービス系を含めた体験軸を誘致することへ転換するためだったそうです。

じゃあ、どこで買うの?というとネット通販です。
こうしたものはOMO(オンラインとオフラインの融合)と呼ばれています。消費者にとっては、店舗は買う場所から、試しに商品を手に取り、使って見る場所に変わるということですね。

narino marchéはECショップですが、生鮮品中心なのでリアル店舗の展開は考えにくいと思っています。生産者でもある私たちには、来るか来ないかわからならお客様を待つことやマルシェに出店しても売れ残るかもしれないということが課題です。

ですが、この新たな「店舗の形」は、マルシェに出店して売らずに商品を理解してもらう、味見してもらう場として検討してみる価値はありではないか!と思いました。

体験しないレジャーもありか?

narinoは、「山と海のめぐみとあそび」を提供していますが、物販だけでなくnarino joie(ナリノジョア)として体験系サービスも提供していますが、こちらのチャンネルでも同様に「体験しないレジャー」もありかなと思いました。

それは、あるお客さまから問い合わせがあったためです。
「ご高齢で収穫は出来ないが、収穫体験に参加したい。収穫はしないが通常の料金が必要路なるのか」とのお問合せでした。
年齢について、乳幼児は無料などお子様についてはありますが、高齢者については規定はありません。ハンディキャップのある方ならば検討の余地はあるかもしれませんが、この辺りでは80半ばを過ぎても果樹栽培している方もたくさんいるので、高齢の方を年齢で一律として考えるの難しいです。

しかしながら、果樹園など普段行かないところに行ってみたい、家族と一緒にレジャーに行きたい、採りたてのフルーツを食べてみたいと行ったニーズはあるのかもしれません。

このお問合せを機に、現状は足場の状況など安全性など課題多いものの、足腰が弱った高齢者やハンディキャップのある方も、皆さんが楽しめるレジャーを提供できればいいなと思うようになりました。

2022年末からの次のシーズンに向けて、検討していきたいと思います。
間に合うようであれば、今シーズン後半(2〜3月)のみかん収穫体験でも個別の対応を考えたいです。

ところでクリスマスツリーはどうしている?

いつからいつまで飾るのか

話はかわりますが、20年ほど前に前職でブラジルへ出張することがありました。
1月3日に日本を発ちましたので、まだ新年のブラジルです。
ホテルに着くとまだクリスマスツリー飾ってありました。いつまで飾るのかと思ってみていると、なんと11日に片付けたのです。

あれ?鏡開きと同じ・・・日本では正月があるのですぐに片付けますよね。

調べてみると、ドイツ(クリスマス発祥地のらしいです)などでは、12月25日から1月6日の公現祭までを12 Days of Christmasとよびお祝いするそうです。
公現祭の翌日1月7日から1月13日までが降誕節とされ、その期間中の日曜日に片付けるのが正式のようです。

ということで、私がブラジルに行った年が、たまたま11日が日曜日だったようで、そのため「鏡開きと同じ?」と勘違いしたんですね。


コロナが収束していないのが気掛かりですが、2022年皆様にとって良い一年であることをOctEF一同願っております。


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