〇鉄道の分岐器を徹底解剖!〇ようこそ、分岐器の沼へ
みなさんこんにちは。ドボ鉄ことTakashiです。素敵なゴールデンウィークをすごしていらっしゃいますか?長い休みがあるならば、たまにはちょっとインフラツーリズムに出かけるなど、できると良いかもしれませんね。
FromDOBOKU鉄分向上計画を進めるべく、分岐器の世界という、ちょっとマニアックな鉄道土木の世界を探るべく、鉄道土木の世界で活躍するドボジョと一緒に、京都鉄道博物館と分岐器製造工場に潜入する動画を撮影する取材を敢行しました。(その際のYouTube動画はこの2編です。今回の記事をご覧になるときは、きっとこの2編の動画を見てからだと、もっと理解が深まる・・はず・・です(笑))
そして、前回記事にした、京都鉄道博物館に潜入した模様、こちらに掲載していますので、こちらもお楽しみください。
さて、今回のこのシリーズを取材するにあたって、ドボ鉄としては、是非分岐器の沼に皆さんをお誘いしないといけない・・と思いながら、まずは、「分岐器ってどんなもの?」「激アツな分岐器ってあるの?」という問いかけをしてみて、何箇所か実際に現地に行ったりしましたので、それをお伝えしたいと思います。
■分岐器といって思いつくもの
分岐器ってなんですか?と思う方がいらっしゃるかと思いますが、一番身近に分岐器の存在や機能を感じることができるのは、ずばり、これだと思います。
プラレールのレール部品の一つで、まっすぐ走るか、カーブに進入するかを変えることができる、それが分岐器というものです。が、実はタカラトミーさんのプラレールだけでも、実にいろんな商品があります。このラインナップを大人がまじめに見ると、それだけで沼に入る感じがします(笑)。たとえば、こんな「3分岐レール」なる商品が売られています。
え、3方向に分岐するのって、一般的なのですか?というと、実は実際にも身近に使われているのです。
では、ここからは、様々な分岐器をご覧いただきながら、その面白さを感じていただきたいと思います。
■①実際に分岐器が稼働する姿を間近で見学
今回の分岐器製造工場のロケ地は、姫路。せっかく分岐器製造工場に行くなら、実際に分岐器が動くところを見たいし、撮りたいと思い、近くに行ける場所が無いか、ロケハンしてみました。(そのへんはドボ鉄の超・得意分野です(笑)。)それで、Googleマップさんで見つけたのが、この場所。
実は、分岐器が近くに見られる場所は少なくないかもしれませんが、あまり近づくことができる場所は多くないですし、とはいえ、稼働していないことには意味がないです。この駅なら、常時いろんな電車が走るので、稼働しているだろう!ということで、早速飾磨駅に向けて出発です。
方向を変えたいときに、写真上側の分岐器の上にある黒い箱の中にモーターが入っていて、シャフトがくるくるっと回り、分岐器を動かします。
■②ダイナミックに動く、モノレールの分岐器
もう1箇所ロケを敢行したのは、大阪にある、大阪モノレールの万博記念公園駅。モノレールの分岐器は、普通の鉄道の分岐器と構造が違いますが、大きなレールが見事にクネクネ動くのは圧巻です。
この場所を見学してきました。
モノレールの分岐器は、鉄道の分岐器とはまるで原理が違います。鉄の桁の下側に、何箇所かジャッキがついていて、そのジャッキが伸縮することにより、線路の方向を変える構造です。このあたりは、モノレールの公式HPに記載されています。
この分岐器を眺めるベストポジションは、改札内にある、ちょっとした広場的な空間。
実際に稼働している状況は、こんな感じです。一見、本当に動いているのかわからないくらい、ゆっくりな動きです。
■③台湾でスゴイ分岐器を見つけた!
続いては、自身が台湾を訪れた際に、南側の高雄市で見つけた、とても熱いスポットです。その場所は、旧:高雄港駅。戦前の日本統治時代に作られた大きな貨物ターミナル駅でしたが、今は役目を終えて公園になっている場所。そこは、大きな貨物ターミナルなので、たくさんの分岐器を管理する必要がありますが、それを集中管理する小屋がありました。その小屋が一般公開されていて、そこで実際に分岐器を動かすことができます。(その時の記事がこちらです。)
実際に動かした動画が、こちらです。
なかなか素晴らしいスポットです。別なサイトでも紹介されていますので、是非ご参考にしてみてください。
■④中央本線初狩駅で見つけた、シンプルな分岐器
分岐器は、いたるところの鉄道にあるので、実はどこでも身近に観察することができます。最近訪れた、山梨県大月市にある、中央本線初狩駅の分岐器はこちらです。
■終わりに
分岐器の世界は、こんな感じで、探求すると様々なものがあります。全国には普通の分岐器はもちろん山ほどありますが、変わり種もいくつかあり、とても奥深い世界です。是非この沼を探求すること、やってみませんか?その先には、きっと面白いドボクの世界が待っていると思いますよ(笑)。