【亀裂】相性バッチリなコンクリートと鉄筋の間に何が❓【ベストパートナーに悲劇が⁉️】
コンクリート内部に鉄筋が組み込まれた鉄筋コンクリート造(てっきんこんくりーとぞう/RC造)は、世界中で広く普及している構造です。
どうしてコンクリートと鉄筋を組み合わせるのでしょう?
それはお互いがお互いの弱点を補い合うことができるためです。相性バッチリのベストパートナーといった感じです。
コンクリートは固くて圧縮に対してはとても強いのですが、引っ張られたり、曲げられたりすることには弱いです。
それに対して、鉄筋は細いので圧縮には弱いのですが、引っ張りや曲げに強いです。
建物は強風や地震などでしなることがありますので、引っ張られたり曲げられるなどの負荷に耐える必要があります。ですから コンクリート+鉄筋 の組み合わせは、建物の強度や耐久性を高めるために欠かせないものなのです。
また、コンクリートは熱に強いのですが、鉄筋は熱に弱いです。コンクリートの内部に鉄筋を組み込むことで、鉄筋の弱点を克服しています。
鉄は酸化に弱い性質があり錆びると強度が低下してしまいますが、コンクリートはアルカリ性ですので鉄筋を錆び(さび)から守ることができるのです。
コンクリートは鉄筋を包み込んで熱や錆びから守っていますし、鉄筋は引っ張られたり曲げられたりする時に力を発揮してくれる頼もしい存在です。
この関係は、なんだか感動的ですらあります。
このように強度や耐久性の高い鉄筋コンクリート造は、ビルやマンションなどだけでなく、一般木造住宅の基礎にも用いられています。建物だけでなく、橋やトンネル、高速道路などにも使われています。
では、鉄筋コンクリート造の構造物は永遠かと言えばもちろんそういうこともなく、長い年月のうちには徐々に劣化していきます。仲良く一緒に老いていく夫婦のような感じでしょうか。
ただし、徐々に起きる劣化以外で、突然に問題が起こる場合があります。
それが、ひび割れです。
微細なものであっても、ひび割れが生じるとそこから二酸化炭素や湿気等が内部に入り込み、アルカリ性だったコンクリートが中性化してしまいます。
コンクリートが中性化しても強度は変わらないのですが、鉄筋を酸化から守ることができなくなります。
コンクリートのガードがなくなった内部鉄筋は、錆びが進み体積が増えます。膨張した鉄筋に押されたコンクリートに割れが生じて、剥離が起きます。(爆裂といいます)
これを繰り返すうちに、構造物全体に影響がおよんでしまう可能性があります。
守りあっていたコンクリートと鉄筋がそれができなくなっていき、無念に思っているかは定かではありませんが・・・
ひび割れが発生したら、ただちに建物の強度がなくなるというわけではありませんが、ひび割れは放置していても直りません。長期的に見て、問題があります。
低圧樹脂注入工法でエポキシ樹脂をひび割れに注入し、充填することで劣化因子の侵入を防ぎ、コンクリートの中性化を止めることができます。鉄筋の錆びの進行を止めることができます。
また、エポキシ樹脂はコンクリートより引っ張り強度がありますので、強度も回復させることができます。
早めにひび割れを補修することが建物の寿命を伸ばすことにつながります。
ひび割れを発見してご不安やご心配がございましたら、ぜひフロッグ工房にご相談ください。大切な建物に関する問題を解決するお手伝いをさせていただければ幸いです。
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