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生理前に「死ね」「疫病神」と叫ぶ母を見て
彼女PMSで突き放したくなってしまうらしい。いつもみたいに接したら
— S (@h_220s) February 2, 2025
「こんな面倒臭い彼女嫌でしょ」て言われて「そんなことないよ、めんどくさいなんて思ったことないしどんな彼女も好きだよ」て言ったんだけど、ずっと泣いてて「声聞きたくない」て言われて今。
月1こうなるからどうしたらいいんだ
こちら、現在7000リポスト、7.9万いいねを超えるバズポストである。
このポストを、私のフォロワーさんが引用し、次のように意見を述べている。
普通に別れた方がいいと他の人は多分みんな思う
— 贄 (@hitsuji_nie) February 3, 2025
世の中にはその女性よりもっといい女性はいっぱいいるし、その方が多いだろうね
生理でそこまで普通性格悪くならない https://t.co/rTVhPudzUM
生理だからとかPMSだからとかいう範疇を明らかに超えてるだろ、どう見ても
— 贄 (@hitsuji_nie) February 3, 2025
私も、ピルを飲み始める前は、生理前・生理中ともに、あらゆる困りごとに直面した。
生理中については、出血が10日間も続き、経血量も多いため、毎月寝具を汚していた。中高の体育の時間は夜用ナプキンを使用し、運動によってうっかり経血が漏れてしまわないように、細心の注意を払っていた。
さらに、生理前は、とにかく眠いし体がだるい。授業中に椅子から倒れたこともある。メンタル面では、理由がないのに落胆したり、イライラしたりしていた。当時付き合っていた彼氏に当たってしまったこともある。
だからこそ、贄さんの意見を見て、ギクっとした。
PMSを、暴言の免罪符にしてはいけない。
私がピルを飲み始めた理由は、第一には「生理に伴うあらゆる体調不良を改善するため」であったが、第二に、「母のように暴言を吐きたくない」という理由もあった。
私の母は、(あくまで私から見ると)PMSの症状が顕著であるように感じる。
生理前に「死ね」「疫病神」などの暴言を吐かれることもしばしば。そうでなくとも、叫んで怒られる。
暴言を吐かれた翌朝に「今生理がきた、納得。」とメールがきたときには、「何が納得だよ。私は納得しねーよ。ふざけんな。」と憤ったものだ。
とはいっても、娘である私がASDと双極性障害の当事者なので、世間一般の母親よりも、娘にイラつく出来事が多かっただろう。そこは私にも原因があるといえる。
しかし、母親から「死ね」「疫病神」と叫ばれるのは結構メンタルにくる。母が暴言を吐くひとでなければ、私の双極性障害はもっと早く良くなっていたという確信は、ある。
母はピル否定派らしい。
ピルのせいで子宮頸がんのリスクが上がるとかなんとか、そういう理由を口にしていた。
たしかに、ピルは薬である以上、少なからずリスクを孕む。
ここで、リスク面を少し掘り下げる。
まず、母が心配していた、「子宮頸がんのリスクが上昇する」ことについて。
リスクが上昇するとは言っても、「わずかに」と表現した方が正しい。
子宮頸がんは5年以上の長期服用により発症リスクがわずかに高まると言われています。ただ、子宮頸癌は、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染により発症する病気であり、HPV予防ワクチン接種及びコンドームの着用である程度予防出来ます。さらに、定期検診を受けていれば早期発見が可能です。一方、低用量ピル(OC)の継続服用により、卵巣がん、子宮体がんを発症するリスクは軽減されます。
引用元に書いてあるように、子宮頸がんについては、年に一回必ず検査をしてもらえる。したがって、万が一発症しても、早期発見ができるだろう。
また、血栓症のリスクについても、定期的に血液検査をして医師に状態を確認してもらえるので、あらかじめ対策がとられているといえる。
私はPMSだからといって、暴言を吐きたくない。上記に述べたわずかなリスクの存在を認識してもなお、PMSが緩和されるメリットは大きいと考えている。
率直に言って、母は色々と理由を述べるけれども、それは本当の理由ではなく、「避妊をせずに性行為をしたいからピルを飲んでいる」とでも邪推しているのだろう。
司法試験受験生ナメんな、という話である。
性行為なんかする時間、私にはない。
司法試験受験生を、ナメるな。