長野で代々木えびす大学。ややこしいね。
えびす大学。陽明学のテキスト「伝習録」を音読して、自分がキャッチした何かしらから学んじゃおうっていう小さな小さな勉強会。代々木が本拠地なので代々木えびす大学。
長野での出張開催は初めて。参加者が中国人ばかりってのも初めて。長野在住の同士が手配してくれた。
中国で生まれた儒教を、生まれ故郷を離れてやって来た日本の地で日本人から案内されるってどんな感じなんだろうとか思いながら準備を進めた。みなさん日本語を使いこなせるとのことで特段の対応はナシ。
日本人だけだと、いわゆる書き下し文をみんなで音読するのだけど、今回は白文(漢字だけの文章)を音読してもらった。今は使われていない古い文字も混じってるとのことで何箇所か確かめながらの音読。当たり前だけど発音が美しい。
文章を読んでみて、そこに何が書いてあるかを自分の言葉で表現する。そう書いてあるとして、自分にとってどんな意味合いがあるのか、どんなことを連想したか、などお互いの話を聴き合う。
日本人、という言い方をしても良いかと思うが、日本人は自分が発言するときに配慮というか様子見というか、あれだ、空気を読むようなところがあって、言いたいことが核心に迫るまで少し時間がかかるような印象がある。
これに対して昨日の参加者はいきなりフルスロットルな感じ。その時一番言いたいことから言葉にしていく感じ。前置きがないわけではない。なんて言えばいいかな、とても率直なコミュニケーションって感じ。会話が軽やかで心地良い。
初対面の日本人を通じて自国の歴史に触れることができて嬉しいと言われた。もっと勉強したいとも。
俺が知ってる数少ない中国語で「謝謝」と伝えると「非常感謝」という言葉を教えてくれた。発音を忘れないようボイスメモに録音した。
貴重な経験をさせてもらった。ありがとうございます。
世界のゴキゲンが増えるといいなって考えたりしゃべったり書いたりしてます。ありがとうございます。