俳句3句
冬夕焼戦車得る国与ふ国
ふゆゆやけせんしゃうるくにあたふくに
型その1 季語(冬夕焼)中七+下五・体言止め 二物衝撃
夕焼けが寒々と赤い。ドイツとアメリカはかの国に戦車を供与するという。
戦いは激化するだろう。夕焼けが街が燃える赤にも見えてきた。
三段切れではないと思うのですが、「季語」より「戦車」が立ってしまっているかなぁ・・・季語を主役に詠むのは難しいです。
(橘鶫さんが、三段切れと教えてくださいました。
悪い例、としてお読みください。😅)
北風やドラグストアのルージュ買ふ
きたかぜやどらぐすとあのるーじゅかふ
型その1・応用型 季語(北風)+「や」+中七+下五 (動詞)二物衝撃
北風の吹く日、せめて唇は華やかに、とドラックストアで口紅を買う。
ドラグストア「で」としたかったのですが、説明的かな、と「の」に
しました。ルージュはもともとは赤という意味ですが口紅の意味でも
使われるので、ちょっとオシャレに詠んでみました。
でもドラックストアで買うのだから安物、というイメージも込めて。
北風やふとプチプラのルージュ買ふ
橘鶫さんが詠んでくださいました。
ドラグストアは、やはりドラッグストアのままがいい、ということで。
吾が眠り誰か盗らふか冬の月
あがねむりたれかとらふかふゆのつき
上五+中七+季語(冬の月)体言止 二物衝撃
冬三日月、としたかったのですが、字余りになるため、冬の月にしました。
眠れない夜は誰かがわたしの眠りを盗んで行ってしまったんじゃないか、と
思う。諦めて外を見ると冬の月が青白くあたりを照らしている。
盗らふか の表現、あっているかなぁ・・・
コメント・ご感想なんでもお待ちしています。
辛口でも大丈夫です。😅
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