俳句3句(型・その2 応用型➁)
古本に見知らぬ文字あり春浅し (季語・春浅し)
ふるほんにみしらぬもじありはるあさし
私の歳時記はアマゾンで買った中古本。
一生懸命読んでいたら、前の持ち主の達筆の書き込みがありました。
わ!この人もどの季語使おうか、悩んだんだろうなぁ・・・と思いを馳せました。春浅しは二物衝撃になっているか、よく分かりませんが、関係ないようで知らない人の文字を見つけた、というところが少し呼応しているかな。
と思い・・・
橘鶫さんのご指摘で中八と気づきました。(遅いわい😅)
古本に知らぬ文字あり春浅し
なるほど、こうしたら、すっきり!
橘鶫さんありがとうございます。
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紅き苞新芽覗けり曇り窓 (季語・芽)
あかきほうしんめのぞけりくもりまど
出窓に置いたゴムの木の芽が、紅い苞を破って顔を出しているのを発見。
わぁ、春だ、でも窓はまだ外の冷気で曇っている、の意。
ちょっと詰め込みすぎのご指摘で以下のような案を下さいました。
なるほど~~~!橘鶫さんありがとうございます。
紅き芽の苞被りけり曇り窓
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倍速でシネマ終わりぬ残り雪 (季語・残り雪)
ばいそくでしねまおわりぬのこりゆき
1.5倍速で見ていた映画は終わってしまった。外はまだ残り雪がある、の意。
二物衝撃を意識してはいるのですが。映画ではなく、シネマとしたのは古い外国映画を連想して欲しかったので。
倍速で終わるシネマや残り雪
に、したかったのですが、「や」以外の切字ということで「けり」
「かな」しか知らない私は大混乱。シネマ終わりぬ、と完了助動詞の終止形にして、切字としました。(なってないかも)
コメントなんでもお待ちしています。
よろしくお願いいたします。🙇
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