見出し画像

青森旅② 歩いてみる

縄文時代は諸説ありますが、紀元前13000年から紀元前1000年と一万年以上の期間がある時代。資源も豊富で定住できる場が整った時代だったのかもしれません。三内丸山遺跡のあとに、もう一つ遺跡を巡ることにしました。太陽が沈む前に急いで駆け込みました。

小牧野遺跡

小牧野遺跡。三内丸山遺跡よりも新しい時代のものとされています。
環状列石の遺跡の近くを歩くことができます。ようは、ストーンサークル。ここ、とてもよかった。。。

石がサークル状に並べられています。その周辺から土偶や土器などのまつりの道具が出土してます。

三角形岩板。祀りの道具らしい。岩に細かい装飾もされていて美しい。
ストーンサークルの中央 何やら文字が…

真ん中あたりには「馬頭観音」の文字が刻まれた石碑もあります。江戸時代辺りではここは馬の放牧場だったそうです。
環状列石の奥には小高い丘(発掘時に出た土を盛ったものらしいです)があり、列石を見渡すことができます。
また、少し歩くともこもこした盛り土群があり、そこはお墓だったらしいです。

遺跡保護センター 小牧野館資料室

すこし車で行くと遺跡の保護センターがあります。廃校を利用して保護センターになっていました。ここもよかった。たくさんの資料が整然と並べられて、見学しやすかったです。閉館直前に行ったのでしっかり見ることができませんでしたが、時間があればじっくり見たいところ。

縄文遺跡が時代ごとに分類され、どのような形の変遷をたどっているか、ほんとに間近で、ガラス越しではない目の前で見ることができてよかったです。

なにせ日の入りも近く、天候も不安定。急ぎ足で見るには惜しい場所でした。三内丸山遺跡で時間を取りすぎてしまい、時間が無くなってしまいました。また来る機会があればしっかりと目に焼き付けておきたい遺跡の一つとなりました。
三内丸山は大掛かりに人の手が入っていて、人工物っぽさがぬぐえない。再建されたものの展示場なので致し方ないのですが、この小牧野遺跡は掘ったままを展示してあり、敷地には眺めのいい場所(海や川が見える)があったりとすがすがしい気持ちになれました。(写真に写すとただの灰色の世界だったので撮りませんでした)
ただし、熊が出没する場所なので熊鈴貸出してました。。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?