半跏思惟像(韓国旅行記②)
ソルロンタンで始まる2日目
前回韓国に行ったときに工事中だったソルロンタン(牛骨スープ)のお店に向かいます。泊っているホテルの近くなので街歩きしながら向かいました。
旅行に行く前から夏バテ真っ最中だったので、こういったスープ系はほんとにおいしく感じました。自分で塩などで味付けする系でしたが、追加の調味料不要です。そのままがおいしい。。。そして机上にあるキムチが食べ放題でそれもめちゃくちゃ美味。。。
今回の旅程で一番おいしかったです。
国立博物館に半跏思惟像を見に行く
今回の最大の目的は半跏思惟像を見に行くことでした。奈良中宮寺のイケメンさん、京都太秦の広隆寺の厳かなお像も見に伺いました。展示室に入ると2体の美しい像が並んで展示されています。
広隆寺の像とよく似ているようにも思いました。ツルッとしていてシンプルなのです。見ていてすがすがしい感覚がありました。広隆寺の像は朝鮮大陸からやってきた、といわれてるのもなんとなくうなずけました。
この展示は国立博物館の目玉らしく、「思惟空間」という展示になっています。贅沢にも2体の半跏思惟像が並んで展示されており、ハーブのシナモンを壁(土壁)に練りこんでいて、展示室を進んでいくとかすかにシナモンの香りが広がりとても心地よい空間でした。入口の導線から工夫が凝らされています。中が円形になっているのでその円に沿って歩くような工夫がされているようでした。
勾玉の冠に驚く
朝鮮も日本もほぼ昔は同じ文化圏だった、と思わせるのは古墳。韓国にもたくさんの古墳があります。そして埋蔵品も似ていますが、こういったものは見たことないなと思ったのは王冠。
素晴らしいの一言でした。勾玉をたくさんつけています。そして鹿と枝をモチーフとしたものでありました。
いいもの見たな…
研磨の技術に驚く
水晶の巨大首飾り、そして勾玉のあれこれもうつくしかったです。独りでほー、へー、と言いながらじっくり見ていたのですが、なぜかこの展示近辺は人が全然いなくて、見やすかったです。みんな興味ないのか…
石と鉄の文化
日本は木の建造物としての三重塔などが多く朝鮮は石の塔が多いということでした。
また、仏像も木の像ではなく、鉄の仏像が多いのも特徴でした。
ランチは巨大フードコートで
ランチは施設内の1階にある巨大フードコートにて。たくさんのメニューがあり、どれがいいか迷いますが(案の定家の人は迷ってましたが)、暑いので食べたかった冷麺を。セットに韓国餃子もついてて約1200円くらいだったように思います。
味は期待していなかったのですが、おいしかったです。休憩がてらにお勧め。
入場無料!
韓国の博物館、美術館の常設展は入場無料!なのです。企画展には入場料は必要となりますが、たいていのところは無料です。韓国に行くときはたいていグルメや買い物、となることが多いと思いますが、目の保養をしに行くのもいいのではないかなと思います。
無料の外国人向け博物館ツアーもあり、ちょうど入場した時間がそのツアーが始まるときだったので説明を聞きながら回ることができました。これを見るといいよ的なものがぎゅっと詰まったものでとても楽しかったです。ちなみに日本語を話すガイドさんでしたので何のストレスもありませんでした。(中国語、英語、日本語)
博物館の中にちびっこグループがなぜかたくさんいる…と思ったら、学習塾の野外講座だと教えていただきました。現地の小学生4.5人が塾の先生1人に付き添われて、韓国の歴史を学んでいる、らしいです。受験戦争が厳しいといわれる韓国。小さいときから準備してるんか…と思ったりもしました。
ガイドさんの説明が終わってからも自分の足でいろいろ見回っていたらあっという間に時間が過ぎ、ほぼ一日終了。暑い日だったのでまぁこれでもいいなと思いました。夜は少し街をふらつきます。